インフルエンザによる入院がどれくらいの確率かを事前に見積もっておくことは重要です。
■ インフルエンザは、決して風邪と同じではなく、重症化しうる感染症です。
■ 小児にとっては、新型コロナ以上に警戒しなければならないといえるかもしれません。
■ では、インフルエンザによる入院率は、年齢ごとに異なるのでしょうか?
■ 日本における最近の研究結果をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2012年から2016年までの日本の診療所・病院で1,600 万件以上のインフルエンザ迅速検査陽性エピソードのうち、どれくらい入院加療を行ったかを検討したところ、
✅ 1.0%が入院し、急性呼吸不全が3361件、肺炎が27253件、急性呼吸窮迫症候群(ARDS)が18件、熱性発作が2603件、脳炎・脳症が159件だった。
✅ 年齢別の入院率は、0~1歳が2.96%、2~5歳が0.77%、6~12歳が0.51%、13~18歳が0.78%、19~44歳が1.36%、45~64歳が1.19%、65~74歳が2.21%だった。
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