感染症(予防接種) HPVワクチンは、慢性疲労症候群・複合性局所疼痛症候群(CRPS)・体位性起立性頻拍症候群(POTS)などの発症リスクを増やさない HPVワクチンの有害事象を心配する向きは決して少なくありませんが、最近、BMJ誌にそのリスクを増やさないという大規模研究の結果が発表されました。 ■ HPVワクチンによる子宮頸がんの予防に関しては、最近大規模な研究結果が発表され、とくに17歳未満で接種するとより大きな効果が得られることが更にはっきりわかってきました。 ... 2020年10月6日 pedallergy2016
感染症(予後) インフルエンザによる入院率はどれくらいか? インフルエンザによる入院がどれくらいの確率かを事前に見積もっておくことは重要です。 ■ インフルエンザは、決して風邪と同じではなく、重症化しうる感染症です。 ■ 小児にとっては、新型コロナ以上に警戒しなければならないといえるかもしれません。 ■ では、インフルエンザによる入院率は、年齢ごとに異なるのでしょうか? ■ 日... 2020年10月5日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチンは、前がん病変だけでなく子宮頸がんを予防し、17歳未満の接種で有効性が高まる HPVワクチンは、前がん病変を予防することは明らかになっていましたが、NEJMから『子宮頸がん』そのものを予防するという大規模研究結果が発表されました。 ■ HPVワクチンは、子宮頸がんの発症予防に働きます。 ■ HPVワクチンに関しては、日本産婦人科学会のホームページとともに、峰宗太郎先生の解説、そして『みんパピ』の... 2020年10月2日 pedallergy2016
感染症(予後) 未就学児の風邪の頻度はどれくらいか? 小学校入学前、4~5歳時の風邪の回数はどれくらいあるか? ■ 小学校入学前くらいまでは、風邪や中耳炎などに頻回にかかるものです。 ■ 1歳までに急性中耳炎に半数は罹患するという出生コホート研究もあるくらいです。 ■ では、小学校入学直前、4~5歳時の状況はどうでしょうか? ■ アンケート調査による横断研究の結果ですので... 2020年9月30日 pedallergy2016
感染症(予後) インフルエンザA型とB型の、どちらの方が症状が強いのか? インフルエンザにおいて、A型の方が症状が強いと思われているが… ■ インフルエンザA型の方が重症度が高いと思われていることが多いのですが、実際のところは差はないという報告が多いです。 ■ B型の方が死亡率が高い、といった報告すらあります(Tran D, et al. Hospitalization for influe... 2020年9月29日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 幼児に対するインフルエンザワクチン接種は1回か?2回か? 幼児に対するインフルエンザワクチンは、1回?2回? ■ 今シーズンのインフルエンザワクチンの確保量は約6300万人分だそうです。 参考 今冬のインフルワクチン 約6300万人分供給見通し(日本経済新聞) ■ しかし、小児に関しては13歳未満は2回が推奨されています。 生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)では2回ずつ... 2020年9月20日 pedallergy2016
感染症(治療) 鼻洗浄は、小児のかぜに有効か?メタアナリシス2020年版 『鼻洗浄が小児のかぜに有効かどうか』は、十分なメタアナリシスでの結論がまだ出しにくい。 ■ 小児のかぜに鼻洗浄(鼻洗い・鼻うがい)が有用かどうかのコクランシステマティックレビューは、最新版が2015年のものです(Cochrane Database Syst Rev. 2015;(4):CD006821. Publish... 2020年9月17日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ワクチンの『皮内』接種は有効か? 一般的に、ワクチンは皮内・筋肉内注射で行われますが、『皮内』が投与ルートになるかもという報告があります。 ■ 以前、ワクチンの皮内接種の話題を聞いたことがあります。主に予防接種の量が不十分な途上国においての方法だったと記憶しています。 ■ とはいえ、あくまで緊急的な方法であって有効性は十分ではないのではないかと思ってい... 2020年9月15日 pedallergy2016
感染症(診断) 小児の発熱を伴う呼吸器症状に対し、肺炎を予測するツールはあるか? 小児の肺炎を、症状や経過から予測することができるか? ■ 肺炎の予測ツールは、成人ではいくつか存在します。 ■ たとえばCURB65やA-DROPなどは有名でしょう。 参考 肺炎重症度(Twitterでよく知られているEARL先生のサイト) ■ 小児でも同様の広く認められた基準があればいいのですが、そういった基準はない... 2020年9月12日 pedallergy2016
感染症(治療) 18歳までの急性副鼻腔炎に対する米国のガイドライン 抗菌薬の適正使用を考えていく、あたらしい時代の急性副鼻腔炎のガイドラインとは? ■ 抗菌薬に対する菌の耐性化が進んでおり、このままでは耐性菌により多くの命が救えなくなることが既定路線になっています。 ■ 中耳炎や副鼻腔炎の多くはself-limited(自然に治る)疾患であることがわかっており、抗菌薬なケースも多いと考... 2020年9月1日 pedallergy2016
感染症(治療) 乳児に対する鼻汁吸引には、リスクがあるか? 乳幼児が風邪をひいたときの鼻汁吸引、リスクはあるか? ■ 乳幼児の風邪に対する鼻汁吸引は、有効性はあると考えられています。 ■ とはいえ、この分野のエビデンスは少なく、研究結果を探してもあまり多くはありません。 ■ そこで、文献を探していると『Narhinel』という方法の安全性をみた検討をみつけました。 ■ 『Nar... 2020年8月30日 pedallergy2016
感染症(治療) 鼻汁を吸引すると、乳幼児の風邪症状の改善に役立つか? 鼻汁吸引は普段の風邪の治療として推奨されているものの、エビデンスは極めて少ない。 ■ 子どもの風邪に対する治療はきわめて限られたものしかなく、大きな武器の一つとして『鼻汁吸引』が勧められています。 ■ 例えば、こういう器械ですね。 ■ しかし、鼻汁吸引に対する有効性を示したエビデンスはきわめて少ないのが現状です。 ■ ... 2020年8月28日 pedallergy2016
感染症(治療) 咳に蜂蜜は有効か?システマティックレビュー2020年版 蜂蜜は咳に有効であるという報告が増えています。 ■ 咳に対して蜂蜜が有効であることは、かなり周知されてきました。 ■ とはいえ、そのシステマティックレビューに使用されている研究数は多くはなく、ひっくり返る可能性を秘めています。 ■ 最近のシステマティックレビューを探すと、2020年に発表された報告がありました。 管理人... 2020年8月25日 pedallergy2016
感染症(予後) 百日咳はマイコプラズマよりも長く咳が続き、100日続く可能性がある 百日咳は、とくに長く咳が続きやすい。 ■ マイコプラズマと百日咳は、咳がある感染症のなかでもとくに長く続きます。 ■ そして一般的に、慢性咳嗽(長く続く咳)は8週間以上を目安としますが、『8週間以上続く感染症関連の咳』は、マイコプラズマはすくなくなり、百日咳が残ると記憶しています。 ■ まさに『百日』咳といえ、その理由... 2020年8月20日 pedallergy2016
感染症(治療) スミスリン抵抗性のアタマジラミに、イベルメクチンローションが有効かもしれない スミスリン耐性アタマジラミに対する治療のひとつ、イベルメクチンローション。 ■ アタマジラミは、1年中の流行が起こりうるやっかいな感染症です。 ■ 沖縄ではスミスリン(フェノトリン)が効かないアタマジラミが流行しており、『次善の策』が求められています。 ■ 本州でも今後、スミスリン耐性が増える可能性もあり、あたらしい治... 2020年8月19日 pedallergy2016
感染症(診断) 一般的な呼吸器感染症の潜伏期間はどれくらいか? 感染症の潜伏期間を把握しておくことは、病歴聴取に重要です。 ■ 風邪を診療しない医師はほとんどいないでしょう。 ■ 診療に際しては、『病歴』を重視しつつ場合によっては検査などを行っていくことになるのですが、そのなかでも最初に頭に思い浮かべる疫学情報が『家族や集団生活からの感染』です。 ■ その際に、潜伏期間は重要な知識... 2020年8月18日 pedallergy2016