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朝日新聞に、私がコメントした記事が掲載されました。

■ 本日の朝日新聞の朝刊に、私がコメントさせていただいた記事が掲載されました。

アトピー、薬塗り続ける新治療 「見えない炎症」抑える

※2018/9現在、リンク先の新聞掲載は終了しています。ご了承ください。

■ TARCとプロアクティブ療法に関するテーマです。ご興味がおありの方がいらっしゃいましたらご覧いただければ幸いです。

■ 後で再度記載いたしますが、プロアクティブ治療は、ステロイド外用薬を沢山使用することをすすめる治療ではありませんし、長く連日で塗ることを勧める治療でもありません

スキンケアを丁寧に並行して行い、安全性を確認しながら保湿剤中心のスキンケアにランディングするための治療です。

 

 

TARCとプロアクティブ治療に関する論文紹介。

■ さて、朝日新聞に掲載もされましたので、これまでブログで紹介させていただいたTARCとプロアクティブ治療に関する論文に関し、一部提示致します。

 

TARC関連

バイオマーカーとは、私達の状態を血液検査などで数値化したものと考えていただければよろしいかと思います。例えば糖尿病の方の血糖などがそれにあたります。

■ 今のところ、アトピー性皮膚炎の単独のバイオマーカーとしてはTARCが最も良いのではないかという報告があります。

 

■ また、新聞記事にもあったかと思いますが、TARCはアトピー性皮膚炎の治療で速やかに下がります。病状の変化を数値で表す事ができるわけですね。

 

■ しかも、TARCは「乾燥肌」程度でも健常肌の方より高いことが報告されています。さらに、TARCが高いとさらに皮膚のバリアは下がる(乾燥が進むといえばよろしいでしょう)という報告もあります。

 

TARCは重症度が高くなるほど有意に高値となります。ただし、TARCはどれくらいだと重症!とか、クリアカットな値ではありません。TARCが高ければアトピー性皮膚炎!と断定できるようなバイオマーカーでもありません。あくまで医師の診断が最優先です。

 

■ アトピー性皮膚炎のバイオマーカーはさらに発展途中にありますので、今後、TARCよりさらに有用な検査がでてくるかもしれません。

 

 

プロアクティブ治療関連

■ システマティックレビューとは、医学論文で行われる手法では上位にあたる方法です。すなわち、過去報告された研究結果を事前に決めた方法で収集して、まとめて報告するという手法です。

 

■ 最近、プロアクティブ治療を小児に適応して、1年後を確認した報告があります。ランダム化比較試験とは、研究手法としては最も高い証拠を出す方法で、プロアクティブ治療がリアクティブ治療より良い結果であったと結論しています。

 

■ 繰り返しになりますが、プロアクティブ治療は、ステロイド外用薬を沢山使用することをすすめる治療ではありませんスキンケアを丁寧に並行して行い、保湿剤中心のスキンケアにランディングするための治療です。

■ アトピー性皮膚炎の症状が長引いて苦しまれている方は、プロアクティブ治療を実践されている先生に相談していただければと思います。

プロアクティブ治療は、ただ漫然とステロイド外用薬を使用し続けるほうほうではありませんし、丁寧なスキンケアを併用することがとても重要であると強調させてください。

 

■ さらに最近、「鶏卵アレルギー発症予防に関する提言」が日本小児アレルギー学会から発表されました。離乳食に関し、いたずらに摂取開始を遅らせることはせず、皮膚を十分加療をしてから卵は微量摂取開始したほうが良いという趣旨ですが、プロアクティブ治療を行うことに関しても言及されています。

 

このブログにはじめていらっしゃった方々へ。

■ もしかして、新聞を読んでから興味を持たれてこのブログに辿り着かれた方もいらっしゃるかもしれません。

■ このブログはどちらかというと医療関係者の方に対して、最新の医学論文をシェアするために開設しています。提示させていただいた論文情報が最終的に患者さんに幸せとして還元されてゆけばと考えて日々更新をしております。

■ 一般の方には少々難しい内容かもしれませんが、一部の記事は医療者以外の方々にも分かりやすいようにまとめたりしていますので、もしよろしければご覧いただければ幸いです。

■ ただ、あくまで「こんな論文・報告がありましたのでシェアしましょう」というブログですので、コメント欄などに、それぞれの病状に関する質問をされてもご返事できないことをご了承下さい。

■ また、記事そのままを鵜呑みにされず、信頼できる医師にご相談いただくことをおすすめいたします。

今後のブログ更新に関して。

■ ここのところ、と言うか今年に入ってからずーっと色々と学会やら講演準備やら原稿やらなんやらで多忙な上に当直が増えて大変なことになってます。支えてくれる家族に感謝しています。

■ ブログは何とか週5回以上の更新を堅持しておりますが、ここしばらく論文の吟味がもう一つかもしれません。読み違いなどありましたらご指摘くださいませ。

■ Google先生からは少しずつご評価いただいてきているみたいで、徐々に検索順位があがってきているみたいです。そして、ご覧いただいている方も少しずつ増えているようです。

■ あくまで、自分自身の患者さんに還元するために毎日勉強している一部をシェアさせていただいているのですけど、このブログがどなたかの目に留まって、何かのお役に立てばいいなと思っています。

■ 今後更新頻度は少し落とすかもしれませんが(といつもいいつつ、なんとか頑張っています)、今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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