記事一覧
顔(特に目の周囲)へのステロイド外用薬が、眼圧をあげるかどうかを心配される医師は多いです。 ■ ステロイド外用薬は、一般に眼の周囲は避けることが多く、プロトピック外用薬を使うことが多いです。 ■ ステロイド外用薬が潜在的に眼圧をあげるリスクがあるからですが、実際にどれくらいのリスクがあるのでしょう? ※ 2019/4...
気道収縮という喘息発作それ自体が、気道のリモデリングを進行させるという報告。 ■ 「リモデリング」という用語は、喘息の中では有名な概念です。 ■ 例えば、アトピー性皮膚炎がひどくなり繰り返されると皮膚が硬く厚くなってしまうことがあります。医学的には「苔癬化(たいせんか)」といいますが、この現象が気管支でも起きていると考...
プロアクティブ療法は、ステロイド外用薬の副作用の軽減と紅斑の再燃を抑えながら、皮下の炎症を減らしていく治療です。 ■ プロアクティブ療法は、アトピー性皮膚炎の炎症に対し最初抗炎症薬(ステロイド外用薬が中心)を十分使用して寛解にもちこみ、間欠塗布で安定を目指すという治療方法です。ここでも述べましたが、プロアクティブ療法は...
ナッツ類のアレルギーに関し、個々のナッツのコンポーネントやリスク因子が検討されてきています。 ■ 小児期の食物アレルギーは卵・乳・小麦が多いために、これまでそれら多い食物に対する検討が多く行われてきました。 ■ 負荷試験が多く行われてくるにつれ、マイナーな食物に関する検討が増え、さらにコンポーネント(例えば卵でいうオボ...
エキナセアは、海外では民間治療としてインフルエンザに使用されるそうです。 ■ エキナセアというのはムラサキバレンギクとも言うハーブの一種で、インフルエンザ治療に対しランダム化比較試験もあります。 ■ エキナセアは、米国における栄養補助食品市場の10%を占めるそうで、これはこれですごい売り上げです。 ■ その、店頭で入手...
乳児期早期の予防接種が、白血病の発症リスクをさげるという報告があるそうです。たまたまメタアナリシスを見つけたのでご紹介いたします。...
呼気一酸化窒素の喘息診断精度に関する報告のメタアナリシスをご紹介します。 ■ 呼気一酸化窒素は、気管支のアレルギー性炎症の程度をみる検査です。 ■ すでに保険診療で使用できるようになっており、例えば喘息診断の補助にも使用できますが、もちろん値が高ければ全部が喘息、ではありません。やはり感度・特異度を掴んでおきたいところ...
小児の慢性じんましんの有症率と適切な治療はされているかを、欧州5ヶ国で調査した結果をご照会します。 ■ 小児の慢性じんましんは決して少なくないと感じます。 ■ では、実際にはどれくらいの頻度であるのでしょうか?欧州で大規模に行われた横断研究の結果をご照会します。 Balp MM, et al. Prevalence...
■ 遠隔治療が発展してきた場合、視診や問診が中心になってくる可能性があります。 ■ 個人的には、皮膚の診察は視診だけでなく触診なども重要と思っているので、写真だけで診療はできないと思っていますが、JAMA dermatologyに「スマホの写真が診療に有用かをみたランダム化比較試験がありました。...
■ 気温変動があると体調を崩しやすいものです。例えば気温変動は喘息発作に関連するという報告があります。■ 気温変動と呼吸器疾患の関連を検討したコホート研究結果が、Thoraxに発表されていました。...
1日1回の吸入ステロイド薬は、朝がいいか?夜がいいか? そのテーマのメタアナリシスをご紹介します。...
皮膚バリア機能に関連するフィラグリン遺伝子変異はアトピー性皮膚炎の発症・増悪因子です。しかし、緯度が高い地域からの報告が多いです。...
皮膚バリア低下は、アトピー性皮膚炎の発症・増悪の原因ですが、そのバリア機能を上げる物質の報告をご紹介します。 ■ 皮膚バリアの低下がアトピー性皮膚炎の発症や増悪因子になることに関し、いくつかの研究結果をご紹介してきました。 ■ また、フィラグリンという皮膚バリアに関連する蛋白質の異常が、アトピー性皮膚炎の発症・増悪因子...
解熱鎮痛薬は、坐薬と内服のどちらを選ぶ? ■ 小児科医であるアシュア先生の記事を、いつも綺麗にまとまっていていいなあと思いながら読んでいたところ、「坐薬と内服での差に関する論文はなさそう」とありました。 解熱薬、優れているのはどれ? 座薬 VS 粉薬 VS シロップ (アシュア先生のブログは、毎回丁寧に掘り下げてあるの...
乳アレルギーは年齢が高くなるまでひっぱってしまうと、治療が難しくなることが多いです。そこで、牛乳アレルギーの寛解を予測できるかを検討した報告をご紹介します。...
1
2
検索
カテゴリー
アーカイブ
メールフォーム
◇ 専門は小児アレルギー学。
◇ 医学博士。
《学会活動など》
◇ 日本小児科学会専門医・指導医。
◇ 日本アレルギー学会専門医・指導医・代議員・広報委員会(啓発活動委員会含む)委員・アレルギー疾患対策基本法特別委員会委員。
◇ 日本小児アレルギー学会代議員・研究推進委員会委員・広報委員会委員。
《一般向けの活動など》
◇ Yahoo!個人オーサー。
◇ NewsPickプロピッカー。
◇ アメブロオフィシャルブロガー。
◇ メドピア外部執筆者/症例相談エキスパート。
◇ メディカルノート外部執筆者。
◇ バズフィードジャパンメディカル 外部執筆者。
◇ メディカルトリビューン外部執筆者。
◇ SNS医療のカタチ初期メンバー。
◇ コロワ君サポーターズメンバー。
◇ このブログが、医療者のみなさまの一助となり、最終的には患者さんの幸せにつながりますように。
◇ ブログを読む際の注意点として、以下の「About Me]を御覧ください。
新刊です
created by Rinker
¥3,740
(2024/09/08 03:18:59時点 Amazon調べ-詳細)
既刊
※おかげさまでAmazonランキング、全書籍において最高7位まで上がりました。100以上、星4.6の評価をありがとうございます。
2020年4月の既刊です。 200以上、星4.6の評価をありがとうございます。