食物アレルギー(治療) 食物アレルギーEPITピーナッツアレルギー経皮免疫療法 ピーナッツに対する経皮免疫療法(EPIT)、1年間でどれくらい改善するか? 経皮免疫療法が、安全性の面で注目されています。 ■ 経皮免疫療法は、「湿疹のない皮膚に対して食物抗原を特殊なテープで貼り、免疫寛容を誘導する」方法です。 ■ 「経皮感作」と矛盾するように感じるかもしれませんが、経皮感作は「経湿疹感作」といえ、きれいな皮膚からは「状況によっては」寛容を誘導することが考えられており、実用化... 2019年2月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 経口免疫療法食物アレルギーリスク因子 牛乳経口免疫療法を行う前に、皮膚が安定しているとアナフィラキシーを起こしにくくなるかもしれない 経口免疫療法は、決して安全ではありません。そのリスク因子をつかむことは重要です。 ■ 経口免疫療法は、すこしずつアレルゲンとなる食物を摂取して寛解を誘導する治療です。 ■ しかし、決して標準療法とはいえないのは、リスクが厳然とあるからです。そのため、リスク因子の探索は重要です。 ■ 今回は、牛乳に関する経口免疫療法のリ... 2019年2月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) アトピー性皮膚炎プロバイオティクス 乳酸菌製剤は、アトピー性皮膚炎の発症を予防するか? プロバイオティクス(乳酸菌製剤)がアトピー性皮膚炎を予防するという報告が複数あります。 ■ プロバイオティクス(乳酸菌製剤)に関して、アレルギー疾患の予防や治療に有効「かもしれない」という報告が増えています。 ■ 結果は有効・無効に分かれており、一応メタアナリシスでは有効かもとはされています。 最近、このテーマでメタア... 2019年2月25日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) アレルギー性鼻炎抗ヒスタミン薬花粉症点鼻ステロイド薬 アレルギー性鼻炎に対し、点鼻ステロイドと抗ヒスタミン薬内服のどちらが有効か? ■ アレルギー性鼻炎は、鼻閉・くしゃみ・かゆみを特徴とし、とくに春先はスギ花粉症で苦しむ方も多いでしょう。■ ステロイド点鼻薬と内服抗ヒスタミン薬のうち、どちらがより有効でしょう?■ そこで、そのテーマのメタアナリシスをご紹介いたします。... 2019年2月22日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) 舌下免疫療法スギ花粉症シダキュア スギ花粉に対する舌下免疫療法(SLIT)は有効か? スギ花粉に対する舌下免疫療法は、小児対しても保険適応になっています。 ■ 舌下免疫療法とは、舌の下にアレルゲンをおいていくことでアレルゲンに対する寛容を誘導しようとする免疫療法の一種です。 ■ スギ花粉に対する舌下免疫療法として「シダトレン」が先行して2014年10月に保険適応となりました。 ■ 液状であったために使用... 2019年2月20日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(副作用・害) アレルギ—性鼻炎副鼻腔炎 小児のアレルギ—性鼻炎は、急性副鼻腔炎の発症リスクをあげるかもしれない ■ アレルギ—性鼻炎があると、風邪を引いたときの副鼻腔機能は低いという報告があります(Allergy 2003; 58:767-71.)。 ■ そして、慢性副鼻腔炎のリスク因子にアレルギ—性鼻炎があげられますが、アレルギ—性鼻炎に急性副鼻腔炎が多くなるかを検討した報告をご紹介いたします。... 2019年2月19日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎 アレルギー性鼻炎鼻洗浄 子どものアレルギ—性鼻炎に高張食塩水による鼻うがいは有効か? ■ 鼻洗浄とは、食塩水で鼻腔を洗浄することで、”鼻洗い”とか”鼻うがい”と言われています。 ■ それほど難しくない処置ですが、高張食塩水で実施するプラクティスもあるようです。... 2019年2月18日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 小児のアトピー性皮膚炎が増えている理由は? アトピー性皮膚炎が増えている理由は何ですか? ■ よく、「アトピー性皮膚炎が増えている理由はなんですか?」と聞かれることがあるのですが、簡潔にまとまった短報がありました。 スポンサーリンク(記事は下に続きます) (adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({}); H... 2019年2月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 食物アレルギーIgG抗体 母からのIgG抗体は、児のアレルギーを予防するかもしれない IgG(4)抗体は、アレルギーをブロックする抗体として知られています。 ■ IgE抗体は即時型反応を起こす抗体です。 ■ 一方で、IgG(4)抗体はブロッキング抗体として、アレルギーを「防御する」抗体として知られています。 ■ そして妊娠中のIgG(4)抗体は児に移行することもまたよく知られていますが、その移行により児... 2019年2月13日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 経口免疫療法卵アレルギー 経口免疫療法後に中断すると食べられなくなる群は、IgE抗体価が高値である 経口免疫療法の摂取できるようになった際の限界とその定義。 ■ 食物アレルギーが年齢が高くなるまでキャリーオーバーした場合に、経口免疫療法が試みられることがあります。 ■ 経口免疫療法(oral immunotherapy ;OIT)とは、少しずつアレルゲンを摂取していき、寛容を誘導するという治療ですが、現在のところリス... 2019年2月12日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 食物依存性運動誘発アナフィラキシー小麦依存性運動誘発アナフィラキシー 小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの負荷試験において、反応を増強する因子は? ■ 食物依存性運動誘発アナフィラキシーは、運動だけでも、原因食物を食べただけでも症状がないものの、原因食物を摂取してから運動すると症状が誘発されるというものです。 ■ 頻度はけっして高くはありませんが、その原因食物としては小麦が最も多いです。 ■ そして、運動以外の誘発因子があることがわかっています。... 2019年2月8日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 肺炎球菌ワクチンは、どれくらい副反応としての発熱があるか? 肺炎球菌ワクチンは、副反応としての発熱が多いです。 ■ 肺炎球菌ワクチンは極めて重要なワクチンであり、月齢の低い乳児に接種することにより「侵襲性の」疾患を明らかに減らしました。 ■ しかし、比較的発熱が多いワクチンです。発熱により心配されて受診される方も、そしてまた、紹介を受けることも多いです。 ■ さて、その発熱はど... 2019年2月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 食物アレルギー原因除去食 アトピー性皮膚炎の原因と想定して食物を除去すると、その食物が食べられなくなるかもしれない ■ 除去食により、その食品の寛容を崩し、たべられなくなるかもしれないという報告があります。... 2019年2月4日 pedallergy2016
アレルギー一般(病因) 感作乳児 乳児期の低レベルの感作は、その後のアレルギー疾患の経過を予測する? 0.34 kU / L以下をIgE検査陰性と評価しますが、0.10~0.34 kU / Lに意味があるかという報告。 ■ 以前は検査の精度の問題で特異的IgE抗体価 0.35 kU/L未満を感作なしと評価していましたが、現在は精度があがり、0.10~0.34 kU / Lも数値として評価できるようになりました。 ■ 乳... 2019年2月1日 pedallergy2016