魚アレルギーがある場合に、缶詰を摂取できる可能性はどれくらいか?
■ エビデンスレベルの高い魚アレルギーの報告は少なく、また、自然寛解はすくないと考えられています。
■ 一方、出汁は多くは摂取でき缶詰は一部摂取できるとはされていますが、きちんとした確率をだした報告はほとんどありません。
■ そこで後ろ向きの症例集積研究ですが、魚アレルギーがある場合の特徴を報告した研究結果をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
魚介類に対する明確な臨床反応のの病歴および/または食物負荷試験陽性である小児167人(男児62%)において、
✅ 最も一般的な関与した海産物はエビであり、1/5に魚介類に対するアナフィラキシーの既往があった。
✅ マグロやサケにアレルギーのある小児において、缶詰の魚に耐性(食べられた)のは21%に過ぎなかった。
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