新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴は?

NEJMに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の症例集積研究が掲載されていました。

■ JAMAに掲載された最大規模の症例集積研究 (Characteristics of and Important Lessons From the Coronavirus Disease 2019 (COVID-19) Outbreak in China: Summary of a Report of 72 314 Cases From the Chinese Center for Disease Control and Prevention. JAMA 2020.)に引き続き、NEJMにも、COVID-19の『確定症例の』症例集積研究が掲載されていました。

■ おそらく医療者の方々は読んでおられると思いますが、情報共有のために記事にします。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

2020年1月29日までの、中国の30省の自治区・自治体の552病院から、検査で確認されたCovid-19患者1099人に関するデータを抽出し、集中治療室(ICU)への入院、人工換気の使用、死亡例を調査したところ、

 ✅ ICU入室5.0%、侵襲的な人工呼吸管理 2.3%、死亡 1.4%だった。

 ✅ 小児にあたる14歳未満の感染例は、9人(0.9%)であり、そのうち8人は重症ではなく、重症となったのは1人だった。

 ✅ 潜伏期間の中央値は4日(四分位範囲 2~7日)だった。

 

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