夜尿症に対するアラーム療法は、睡眠前に水分負荷をしたほうが夜尿が改善する可能性があがるかもしれない

夜尿症に対するアラーム療法は、有効な治療ですが、再燃が問題点としてあります。

■ 夜尿症は少なくない疾患ですが、治療のファーストチョイスとしてはデスモプレシンもしくはアラーム療法(併用もあり)です。

■ アラーム療法は薬物を使わない方法ではあるものの、再燃が多いことが問題点として挙げられます。

■ 一方で、デスモプレシン療法は『水分制限』が必須ですが、アラーム療法では、むしろ水分負荷が再燃をへらす可能性が示唆されており『オーバーラーニング』と呼ばれています。

■ 新しいガイドラインからオーバーラーニングが記載されるようになっており、ガイドラインに言及された報告よりすこし新し目の報告を共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

通常の方法でアラーム療法を導入した群141人と、アラーム療法と睡眠前の水分負荷を行った群153人を比較し、夜尿症の改善度を比較したところ、

 ✅ アラーム療法終了2週間後の夜尿症の完全消失は、A群34人(24%)、B群59人(39%)に認められ、統計的に有意だった。

 

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