小麦依存性運動誘発アナフィラキシーに対し、小麦舌下免疫療法が有効かもしれない

小麦依存性運動誘発アナフィラキシーに対する、予後や治療は定まったものはない

■ 小麦依存性運動誘発アナフィラキシーは、小麦を食べたのみ、もしくは運動のみでは症状が誘発されず、小麦をたべて運動をすると症状が誘発されるという、やや稀な食物アレルギーです。

 

■ 小麦製品を摂取した場合は、食後最低2時間(可能であれば4時間)は運動を避けることが指導されます。

■ 予後や治療は十分わかっていませんが、最近、小麦依存性運動誘発アナフィラキシーの3名に、舌下免疫療法による治療が試みられ結果が報告されました。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

小麦依存性運動誘発アナフィラキシーと診断され、グルテンに陽性反応を示した女性の患者3人に対し、グルテン舌下免疫療法を36ヶ月間実施し、閾値を比較したところ、

 ✅ 患者1では、グルテン70gから補因子を含むグルテン120gに、患者2では、グルテン20gから補因子を含むグルテン40gに、患者3では、グルテン5gから補因子を含むグルテン80gに摂取閾値が増加した。

 

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