砂糖のはいっている飲料の価格が上がると、肥満の子どもが減るかもしれない

加糖飲料の消費量が減ると、肥満が減るのか?

■ メキシコでは、2014年1月にソーダ、エナジードリンク、ペットボトルのお茶、果汁飲料、フレーバーウォーターなどの糖分を含む飲料に対して、1リットルあたり1メキシコドル(0.08米ドル)(約10%)の課税をはじめました。

■ その結果、加糖飲料の購入量は平均で約8%減少し、思春期の子どもがいる世帯では約11%減少したそうです。

■ では、この消費量の低下は、肥満度の低下に影響したでしょうか?

■ 最近のJAMA Pediatrics誌の報告を共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

2014年に加糖飲料に10%の課税をさてれたメキシコで、2011年から2016年までの都市ごとの加糖飲料価格と過体重や肥満度の変化を比較したところ、

 ✅ 加糖飲料の価格が10%上昇すると価格変更後2年以内に過体重または肥満の有病率が絶対値で1.3%ポイント減少(95%CI; -2.19~-0.36;P=0.008)もしくは相対値で3%減少した。

 ✅ 課税前のBMIが75パーセンタイル以上の女児では、加糖飲料の価格の上昇は、BMIパーセンタイルの0.59の低下(95%CI; -1.08から-0.10; P=0.02)または0.67%の相対的低下と関連していた。

 

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