ペット飼育と活動レベル・アレルギー疾患・精神的健康との関連は?

ペットの飼育は、精神面や活動面では良い影響が考えられ、一方でアレルギー疾患には悪化の要因になると考えられている。

■ アレルギー疾患のある方が、新規にペットを飼い始めるとアレルギー疾患が悪化することは、普段経験されることではあり、積極的に推奨は難しいといえます。

■ しかし、一方で、ペット飼育が『アニマルセラピー』という言葉もあるように、有益な効果もあります。

■ メリットもデメリットも考えながらのテーマですが、最近、このテーマに対するシンガポールからの報告がありましたので共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

webによるアンケートに参加した 823人に対し、ペット飼育がが精神的健康やアレルギーにどのような影響を与えるかを調査したところ、

 ✅ ペット飼育と非ペット飼育に、身体活動レベルやメンタルヘルスのスコアに差はなかった。

 ✅ しかし、サブグループ分析では、非ペット飼育者と比較して、ペットを主に世話している人は、中強度・強度の身体活動が有意に多く、SF-36による感情的な健康や活動スコアもより高かった。

 ✅ 一方で、ペットの飼育はアレルギー性鼻炎の悪化と関連し、ペットの飼育中止はアレルギー性鼻炎とアトピー性皮膚炎の症状の改善と関連していた。

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