ナッツアレルギーのある親子は、さまざまなナッツを区別できる?

ナッツアレルギーは増えている。

 ナッツアレルギーは増えています。
■ 日本における食物アレルギーのうち、第三位がナッツアレルギーです。

■ とはいえ、『ナッツ』といっても、さまざまなナッツがありますよね。それらのナッツ類の区別って、実際に可能でしょうか?

 

Heraghty F, Hurley S, Flynn N, Sheehan M, Wilson F, Kelleher M, et al. The ability of children and families with and without nut allergy to correctly identify nuts. Clinical & Experimental Allergy; n/a.

ナッツアレルギーのある63組、ナッツアレルギーのない63組の親子が、8種類のナッツのうち1種類が「殻付き」「殻なし」「刻み」という3つの形態ではいった瓶を22瓶確認し、どのナッツか識別してもらった。

短報のため、まとめのみ記載。

✅ 殻を取り除いたピーナッツを正確に識別できたのは、ナッツアレルギーを持つ子どもで8%、対照群の子どもで13%だった。
✅ 指標となるナッツの全ての形態で識別できた保護者は約16%で、その子どもたちでは1.5%だった。
✅ 殻付きナッツを識別できたのは、ナッツアレルギーを持つ子どもで約6%で、その保護者では約63%だった。

 

 

※ 論文の背景とその解説・管理人の感想は、noteメンバーシップでまとめました。

 

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