アトピー性皮膚炎(治療) 新規PDE4阻害剤(ジファミラスト)軟膏は、小児のアトピー性皮膚炎に有効か? アトピー性皮膚炎に対する新規外用薬、PDE4阻害薬ジファミラストが近日中に小児でも使用できるようになりそうです。 ■ アトピー性皮膚炎に対するPDE4阻害剤を使用した新規外用剤ジファミラスト(モイゼルト)軟膏が、製造販売承認を取得したというニュースがありました。 アトピー性皮膚炎治療剤「モイゼルト®軟膏」の製造販売承認... 2021年11月3日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎という疾患の負荷は、病気全体の中でどれくらいの位置か? アトピー性皮膚炎の負担は、他の疾患と比較してどれくらいにあたるのか? ■ 病気の負担の程度を比べるのは、個々の方々の状況にも応じると思われますが、アトピー性皮膚炎が生活の質を大きく下げることは間違いないでしょう。 ■ Global Burden of Disease(世界疾病負担)調査という世界的な調査が毎年行われてお... 2021年10月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) 1歳未満で発症したアトピー性皮膚炎は、1歳以降に発症したアトピー性皮膚炎よりも感作やアレルギー性鼻炎のリスクを上昇させる 乳児期のアトピー性皮膚炎は、感作のリスクを上昇させるが、乳児期以降に発症したアトピー性皮膚炎よりもそのリスクは高いかもしれない。 ■ 乳児期発症のアトピー性皮膚炎は、その後のアレルギー疾患の発症リスクになることが知られています。 ■ 一方で、1歳時にアトピー性皮膚炎があっても、感作がなければ喘息の発症リスクにはならない... 2021年10月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 乳児期からの保湿剤の塗布は、アトピー性皮膚炎の発症を予防するか?:システマティックレビュー&メタアナリシス 新生児期からの保湿剤定期塗布とアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、相反する結果が報告されている。 ■ 新生児期からの保湿剤の定期塗布に関して、現在、意見が交錯している状況と思います。 ■ 2019年前半まで『予防できる』としていた報告が多かったのですが、2019年後半くらいから『予防できない』という大規模研究がいくつかで... 2021年10月16日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 保湿剤は、保湿成分とワセリンのふたつの相乗効果で有用性が高くなるかもしれない エモリエントとモイスチャライザー、そして基剤の性質を考えながら保湿剤の処方を組み立てていくことが求められる。 ■ 保湿剤に関して、エモリエントとモイスチャライザーの違いを考えながら処方する必要性があります。 ■ そして、アトピー性皮膚炎に対してはモイスチャライザーを優先しながら、一般的に冬にはワセリンなどの基剤の追加を... 2021年10月11日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 熱帯地域では、『必要に応じ』保湿剤を塗布することでアトピー性皮膚炎の発症リスクを低下させるかもしれない アトピー性皮膚炎の発症予防に対する保湿剤の定期塗布に関し、熱帯地域であるタイからの報告がありました。 ■ 新生児期からの保湿剤定期塗布で、アトピー性皮膚炎の発症リスクを低下させることが報告されたあと、現在までさまざまな報告が積み上がってきています。 ■ ただし、最近の大規模研究では『予防できない』とう結果も多くなってい... 2021年10月3日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、頭痛が増える? アトピー性皮膚炎と、『全身性の炎症に伴ったイベント』との関連に関し、報告が増えています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな全身性の問題を起こすことがあきらかになってきており、特に心血管イベントとの関連はひろく論議されるようになりました。 ■ 昨年以降、それ以外のさまざまなイベントに対する報告がふえており、そのうち、頭... 2021年9月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎は、眼の表層の病変(結膜炎など)のリスクをどれくらいあげるのか? アトピー性皮膚炎は、結膜炎など眼の表層疾患のリスクをあげるのか? ■ アトピー性皮膚炎と食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎との関連に対しては多くの報告があります。 ■ 一方、アレルギー性結膜炎に関してももちろんリスクはあがる可能性が高いのですが、眼の問題はアレルギーだけでなく『眼への物理的刺激』により、感染症... 2021年7月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 小児アトピー性皮膚炎に対するデルゴシチニブ(コレクチム)軟膏の第3フェーズ試験と長期試験 デルゴシチニブ(コレクチム)軟膏は、2歳以降で使用できるようになった、新しいメカニズムの抗炎症外用薬です。 ■ JAK阻害薬であるデルゴシチニブ軟膏は、2021年3月に小児でも使用可能になりました。 ■ すでにフェーズ2試験は、ブログでもご紹介しています。 ■ そして、フェーズ3試験結果が公開されていますので、共有しま... 2021年7月12日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 抗菌作用のある物質を産生するブドウ球菌を自家移植すると、アトピー性皮膚炎が改善するかもしれない アトピー性皮膚炎患者の皮膚から検出される黄色ブドウ球菌は、皮膚症状を悪化させうる。では、黄色ブドウ球菌を減らしうる菌を自家移植すると皮膚症状は改善するのか? ■ アトピー性皮膚炎は、皮膚のマイクロバイオームの多様性が低下する(dysbiosis)ことが特徴の一つであり、『重症のアトピー性皮膚炎の』患者さんから検出された... 2021年7月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) セラミドが主成分の保湿剤は、基剤よりも皮膚の機能を改善させる セラミドベースの保湿剤と基剤、どちらがよりアトピー性皮膚炎に有効か? ■ 第45回日本小児皮膚科学会学術大会に参加してきました。自分自身の講演もあったこともあり、ひさしぶりに現地におもむきました。 ■ 名古屋医療センターの二村先生のご講演をきいていて、内容も見せ方もさすがだなあと思いながら拝聴していてでてきた報告のひと... 2021年7月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は、2歳以降のアトピー性皮膚炎にも有効で安全である デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は2021年3月に小児にも保険適用になりました。 ■ デルゴシチニブ軟膏(コレクチム軟膏)は、2021年3月から2歳以上の小児にも使用できるようになったアトピー性皮膚炎に対する新規の抗炎症薬です。 ■ わたしも大分処方するようになりましたが、日本で先行して使用できるようになったことも... 2021年6月27日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 大気汚染物質はアトピー性皮膚炎の悪化因子となり、とくに涼しい季節や小児では強く影響する 大気汚染は、アトピー性皮膚炎を悪化させるのか? ■ 大気汚染が気管支喘息に関与するという報告は多くあります。 ■ アトピー性皮膚炎に関しても総論としては見受けられますし、昔から話題になるテーマですが、実際の研究結果は少なかったように思います(私が気がついていなかったかもしれません)。 ■ そして最近中国から、大気汚染が... 2021年6月13日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブ(デュピクセント)投与中の、顔面や頸部の紅斑:システマティックレビュー 徐々に使われるようになってきているデュピルマブ。顔や頸部の紅斑の報告があります。 ■ デュピルマブは、小児のアトピー性皮膚炎にはまだ保険適用は無いにせよ、成人では徐々に活用されるようになってきている生物学的製剤です。 ■ 最近保険適用になってきたJAK阻害薬に比較すると、使いやすさでは一日の長があるようです。 ■ 一方... 2021年6月8日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) デュピルマブは結節性痒疹を改善するか? ■ 結節性痒疹は、アトピー性皮膚炎などにみられるきわめて治しにくい強いかゆみを伴う皮膚炎です。 ■ ステロイド外用薬やタクロリムス外用薬が最初の治療ステップとなりますが、治療は抵抗性であることがおおく難渋します。 ■ 最近の海外のガイドラインでも、その治療選択肢に生物学的製剤が記載されるようになってきています。 ■ 最... 2021年6月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 水の硬度とアトピー性皮膚炎は関連するか? 水の硬度とアトピー性皮膚炎の関連性は十分にはわかっていない。 ■ 水の硬度が高いとアトピー性皮膚炎の発症リスクがあがるかもしれないという観察研究があります。 ■ このテーマに関しては、いくつかの研究が有り、最近、メタアナリシスが行われています。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 水の硬度が(a)アトピー... 2021年5月31日 pedallergy2016