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Fazlollahi M, et al. Early‐life gut microbiome and egg allergy. Allergy 2018. [Epub ahead of print]

腸内細菌叢がアレルギーの発症・予防に関連するかもしれないという報告が増えています。

腸内細菌叢のちがいが、食物アレルギーの発症に関連する可能性が示唆されています。

 

卵アレルギー児と対照141人に関し、便中の細菌叢と卵に対する感作の関連を検討した。

背景

■ 腸内微生物叢は卵アレルギーにおいてなんらかの役割を果たすかもしれない。

■ 我々は、乳児期早期の腸内微生物叢と卵アレルギーとの関連性を調査した。

 

方法

■ 卵アレルギー児と対照141人を、多施設におけるConsortium of Food Allergy Research studyから検討した。

開始時(生後3〜16ヶ月)に糞便を採取し、臨床的な評価、卵特異的IgE抗体価・卵による皮膚プリックテスト測定を行った

■ 腸内微生物は16S rRNA配列決定によってプロファイリングされた。

■ プライマリアウトカムとして登録時における卵アレルギー、セカンダリアウトカムとして8歳までの卵への感作や卵アレルギーの寛解に関する解析は、微生物生態学への定量的観察、守られていない状態を再構築することによる細菌叢の系統的調査、メタゲノムプロファイルの統計解析を用いて実施された。

 

結果

対照群と比較して、卵アレルギーのある児の乳幼児早期の腸内微生物は、α多様性の増加および異なった分類群(PERMANOVA P = 5.0×10-4)を特徴としていた

■ Lachnospiraceae、Streptococcaceae、Leuconostocaceae属は、卵アレルギー児で有意に多かった。

■ 予測されたメタゲノム機能解析は、卵アレルギー児の腸内微生物叢によるプリン代謝が異なことを示唆した(Kruskal-Wallis Padj = 0.021)。

LachnospiraceaeおよびRuminococcaceae由来の腸内微生物多様性がより大きいことは、卵の感作と関連していた(PERMANOVA P = 5.0×10 -4)

■ 卵アレルギーの患者において、乳幼児早期の腸内微生物叢と8歳までの卵アレルギーの寛解には関連はなかった。

 

結論

■ この研究によって特定された、卵アレルギーおよび卵に感作される児における乳児期早期の微生物叢の違いは、予防的または治療的介入のターゲットを示唆している可能性がある。

 

結局、何がわかった?

 ✅卵アレルギーのある児は、乳幼児早期の腸内微生物の多様性の増加と異なった菌の分類群があった。

 ✅LachnospiraceaeおよびRuminococcaceae由来の腸内微生物多様性が大きいと、卵の感作が多かった。

 

 

腸内細菌叢とアレルギーの関連に関しては、報告毎に異なる菌種が報告されており、判断がむずかしい。

■ 腸内細菌とアレルギーに関しては、最近のNature Reviews Immunologyの総論にもかなり詳しく言及されており注目されてはいますが、なかなか判断は難しいですね、、

Early life factors that affect allergy development

 

 

今日のまとめ!

 ✅乳児期早期の腸内細菌叢の違いは、卵感作に影響するかもしれない。

 

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