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ダニは一般的に吸入アレルゲンですが、大量に繁殖した小麦粉摂取でアナフィラキシーを起こすことが知られています。

■ ダニは喘息や鼻炎の原因抗原(アレルゲン)ですが、ダニの繁殖した小麦粉で料理した食べ物(たとえばお好み焼きなど)の摂取でアナフィラキシーを起こすことがあります。

■ 海外では「パンケーキ症候群」などと呼ばれます。そのレビュー。

 

Sanchez-Borges M, et al. Anaphylaxis from ingestion of mites: pancake anaphylaxis. The Journal of allergy and clinical immunology 2013; 131(1): 31-5.

ダニの経口摂取によるアナフィラキシー。

■ 経口ダニアナフィラキシーは、ダニで汚染された小麦粉で作られた食品を食べた直後に起こる重症のアレルギー症状を特徴とする新しい症候群である。

■ この症候群は熱帯環境でより一般的であり、パンケーキによってより頻繁に引き起こされる。

■ そのため「パンケーキ症候群」と呼ばれている。

調理食品でも症状が誘発されうるため、耐熱性アレルゲンがその病因に関与していることが示唆されている。

■ 様々なこの症候群は、運動中にも起こり得る(ダニ摂取に関連する運動誘発アナフィラキシー)。

 

危険因子
OMA (Oral mite anaphylaxis; 経口ダニアナフィラキシー) の発症には以下のリスク要因が特定されている
1. アレルギー疾患の既往
2. ダニ感作
3. NSAID過敏症
4. 小麦粉を含むパンケーキまたは他の食事の摂取
5. 1 mg以上のダニアレルゲン(ダニ500匹 / g以上の小麦粉)の摂取

 

結局、何がわかった?

 ✅  ダニ摂取によるアナフィラキシー(パンケーキ症候群)の特徴として、①  アレルギー疾患の既往、② ダニ感作、③ NSAID過敏症、④ 小麦粉を含むパンケーキまたは他の食事の摂取、⑤ 1 mg以上のダニアレルゲン(ダニ500匹 / g以上の小麦粉)の摂取、が挙げられる。

 

夏場にダニが多く繁殖した小麦粉で症状が起こりえます。

■ 小麦粉に繁殖するダニは、我々が普段アレルゲンとして相手にしているダニとは大きさが全く異なります。

■ ただし、抗原性(アレルゲン性)は交差するため、症状が出うることになります。

■ また、糖分が含まれているとよりダニが繁殖しやすく、お好み焼き粉などはさらにリスクが高いようです。

 

小麦粉に繁殖したダニはこれくらいの顕微鏡でもみえそうです。

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今日のまとめ!

 ✅ 小麦粉に繁殖したダニの摂取で、アナフィラキシーを起こしうる。

 

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