衛生仮説のメカニズム概念を変えたユビキチン修飾酵素A20の初報告

エンドトキシンと喘息発症予防に関するエポックメイキングなScienceからの報告。

■ 衛生仮説はこれまでTh1/Th2のバランス理論に基づいていましたが、Th1炎症である疾患も増加していることからその仮説の限界が見えてきていました。

■ また、衛生仮説で説明できるアレルギー疾患の予防は喘息やアレルギー性鼻炎に限られており、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの予防への関連は再現できていませんでした。

■ その理由に関するScienceからのエポックメイキングな報告。

■ なお、エンドトキシンとは細菌がだす毒素の一種です。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

エンドトキシンが、肺上皮のユビキチン修飾酵素A20を誘導し、感作をへらすかをマウスモデルで検討した。

 ✅ 低用量のエンドトキシンを気道上皮に慢性的に作用させると、ユビキチン修飾酵素A20を誘導し感作をブロックし、喘息発症を抑制した。

 

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