魚アレルギーがあっても、エイやサメは摂取できるかもしれない

魚アレルギーの場合に、摂取できる魚はあるでしょうか?

■ 魚アレルギーの診療は決して簡単ではありません。

■ 日本で摂取される魚の種類は数百種類に達し、それらのアレルゲン性に関しても交差反応性も十分わかっていないと言えます。

■ 以前、インスタで魚に関する解説をしましたが、その際、「硬骨魚綱」と「軟骨魚綱」ではアレルゲン性が大きく異なることをご紹介しました。

■ 今回は、硬骨魚綱の魚にアレルギーがあっても軟骨魚綱は摂取できるかもしれないという報告をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

タラ、サケ、その両方にアレルギーのある患者18人のうち、エイにもアレルギーがあるかどうか11人で評価したところ、

 ✅ 11名中10名が、エイを摂取可能だった。

 ✅ エイに対するプリック試験は、硬骨魚綱に対するプリック試験より、膨疹径が有意に小さかった(中央値; エイ2mm vsタラ・サケで11mm)。

 

スポンサーリンク(記事は下に続きます)



Instagram:2ヶ月で10000フォロワーを超えました!!!

Xでフォローしよう