子どもの時点での喘息が、将来的に寛解するか?
■ 「大きくなると喘息が改善する」というのは重症度に関連することが多いことがわかっています。
■ さらに最近は、小児期から「呼吸機能がすでに低くなっている場合」は、成人まで引っ張りやすいのではないかという報告が増えているようです。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
気管支喘息の小児879人(試験登録時8.8±2.1歳)に関し、成人になるまでに喘息が寛解する要因を検討したところ、
✅成人期までに、参加者879人中229人(26.0%)しか臨床的な寛解に至らなかったが、FEV1/努力肺活量(FVC)比が、喘息が寛解する予測因子として最大の因子であり、FEV1/FVC比が90%以上であった男児の半数以上、女児の2/3が成人期に寛解した。
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