
症状出現から、インフルエンザ迅速検査までの日数と精度。
■ インフルエンザ迅速検査は、発症からの時間で感度が大きく変化することはよく知られた事実でしょう。
■ 以前示した報告では、以下の様な感じです。
・12-24時間で感度 66%、特異度 97%
・24-48時間で感度 92%、特異度 96%
・48時間以上で感度 59%、特異度 100%
■ この感度、特異度は検査キットによって異なる可能性があります。
■ そこで、別の検討結果をみつけたのでご紹介します(この論文は、フリーで全文閲覧可能です)。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
2009年の新型インフルエンザの流行期に、インフルエンザを疑われた患者からの432検体に対し新規のインフルエンザ迅速検査キットの性能を評価したところ、症状出現から検査までの日数で、感度・特異度が以下のように変化した。
✅ 数時間以内で感度 61%、特異度 96%
✅ 1日目で感度 61%、特異度 99%
✅ 2日目で感度 92%、特異度 97%
✅ 3日目で感度 50%、特異度 100%
※ 感度は、インフルエンザと分かっているひとに対して、検査をして陽性になる確率です。
つまり、1日目だと、インフルエンザの方に検査をしても4割は間違います。
※ ※ 特異度は、インフルエンザの検査が陽性だった場合、それがインフルエンザである確率です。
つまり、インフルエンザの検査が陽性でも、数%はインフルエンザではないということですね。
(雑な説明ご容赦、、)
スポンサーリンク(記事は下に続きます)