喘息を分類するクラスター分類(SARPスタディ)

喘息の『型』を区別する研究はさまざま発表されています。そのうちでも有名なSARPスタディ。

■ 喘息には、様々な型(フェノタイプ)があると考えられていますが、そのような分類を行う統計手法が『クラスター分類』です。

■ そのクラスター分類のなかでも、やや古典的となりながらも重要性がいまだ注目されているSARPスタディの分類をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

SARPコホート研究に参加した726人の喘息患者に対し、クラスター解析を行い喘息の型(フェノタイプ)分類を行ったところ、

 ✅ 5つのクラスターが特定された。

 ✅ クラスター1は、早期発症型のアレルギー性喘息で、症状は軽く喘息薬は2剤以下で医療機関の利用は最小限だった。

 ✅ クラスター2は、早期発症型のアレルギー性喘息で、喘息薬の使用増え(3剤以上が29%)、医療機関の使用も増加していた。

 ✅ クラスター3は、肥満の女性が多い、特殊な群だった。

 ✅ クラスター4と5は、呼吸機能が下がっている重症と言える群だが、ステロイドの使用や発症年齢など、異なる点があった。

 

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