アジスロマイシンは、成人喘息発作の増悪を減らすか?(AMAZESスタディ)

マクロライド系抗菌薬を喘息コントロールに使用するかどうか?

■ 一般に、喘息に対しての定期薬として、抗菌薬は使用されません。

■ しかし、一部の難治性喘息にはマクロライド系抗菌薬を使用することがあり、最近、GINAガイドライン2019にもオプションの治療として採用されているくらいです。

■ その採用の理由の一つとなった、AMAZESスタディをご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

吸入ステロイド薬もしくは長時間作用性気管支拡張薬を使用しても十分なコントロールができていない成人気管支喘息患者420人を、アジスロマイシン群213例とプラセボ群207例にランダム化し、中等症以上の喘息増悪の率を比較したところ、

 ✅ アジスロマイシン群(1.07人/年 [95% CI0·85–1·29])はプラセボ群(1.86人/年[1.54-2.18])と比較して喘息増悪が減少した(罹患率比[incidence rate ratio; IRR] 0.59 [95%CI 0·47–0·74]; p<0·0001)。

 

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