アトピー性皮膚炎における、より良いバイオマーカーが求められている。
■ バイオマーカーとは病気の変化や状態を知る指標となるものです、
■ たとえば血液検査や尿検査によって得られるものが一般的で、現在保険適応となっている検査として、血清TARC(tymus and activation-regulated chemokine)値がよく使われています。
■ しかし、年齢が低いと高めに出てしまうといった問題もあり、現在保険適応申請中のSCCA2が注目されてきています。
■ そこで、小児アトピー性皮膚炎における、SCCA2の検討をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
石垣島コホート試験に参加した保育園児1459人から、2009~2011年にアトピー性皮膚炎児96人を特定し、血清SCCA1、SCCA2、ペリオスチン、TARCのアトピー性皮膚炎における診断性能などを調査したところ、
✅ 血清SCCA2は、アトピー性皮膚炎の重症度やTARCと相関関係が良好で、これらのなかではアトピー性皮膚炎の診断能がもっとも良かった。
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