プロバイオティクスは、乳アレルギーの改善に有効か?:メタアナリシス

乳アレルギーの治療に、プロバイオティクスは有効か?

■ 食物アレルギーの改善に、プロバイオティクスが有効かどうかは現状では議論中といえます。

■ とはいえ、今後考えていくべきテーマでもあり、最近のメタアナリシスを見つけたので確認してみました。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

牛乳アレルギーが疑われる、もしくは証明された乳児の治療の補助療法としてのプロバイオティクス内服のランダム化比較試験10件に対するメタアナリシスを試みたところ、

 ✅ プロバイオティクス内服は、推測された牛乳アレルギーにおける血便(87人; RR:1.45: 95%CI 0.96-2.18 ;p = 0.08)の早期軽快とは関連していなかった。

 ✅ 確認された牛乳アレルギーにおいて、プロバイオティクスはプラセボと比較して3年後の耐性率が高かった(493人; RR 1.47; 95%CI 1.17~1.84; p = 0.0009)。

※ただしこの結果は、後述するように1件の研究に影響されており解釈には注意を要すると思われます。

 

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