果物と野菜を多く含む食事は、気道炎症を改善するかもしれない

野菜や果物がおおい食事は、こどもの喘息を改善させるか?

■ 最近のシステマティックレビューでは、果物や野菜をしっかり食べることで、全身性の炎症を改善させて喘息によい影響があるという研究結果があります。

■ 最近、小児に関して小規模なランダム化比較試験が報告されています。

 

簡単に、ネットラジオVoicyでも解説してみました。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

喘息と喘息の増悪の既往があり,普段野菜や果物(F&V)摂取量が少ない(3食/日以下)小児(3~11歳)を、6ヵ月間、介入群(F&V高頻度食)33人、対照群(通常食)34人にランダム化し、6ヶ月間の全身性炎症や喘息発作の頻度を比較したところ、

 ✅ 介入群のF&Vの摂取量の変化と、血漿中の総カロテノイド量は相関した。

 ✅ 最初の喘息増悪までの期間(HR 0.81; 95%CI [0.38~1.69]; p=0.569; 対照群 vs 介入群)にも、喘息増悪率(IRR 0.84; [0.47~1.49]; p=0.553; 対照群 vs 介入群)にも有意差はなかった。

 ✅ 介入群と対照群で気道反応性は差があり、便中微生物叢の変化が観察された。

 

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