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野菜や果物は、アレルギー予防に有効かどうかを検討したメタアナリシスをご紹介します。

■ 果物や野菜に関して、摂取を励行することは多くの疾患予防にもよさそうですが、アレルギー疾患の悪化や発症予防に関連するかもしれないという報告があります。

■ そのテーマのメタアナリシスをご紹介します。

 

Hosseini B, et al. Effects of fruit and vegetable consumption on risk of asthma, wheezing and immune responses: A systematic review and meta-analysis. Nutrients 2017; 9:341.

果物や野菜の摂取、喘息/喘鳴と免疫反応のリスクとの関連について検討した58研究のメタアナリシスを実施した。

背景

■ 果物や野菜の摂取量の減少は、喘息やアレルギー発症に重要な役割を果たす可能性があることが示唆されている。

■ このレビューは、果物や野菜の摂取、喘息/喘鳴と免疫反応のリスクとの関連についてのエビデンスを要約することを目的とした。

 

方法

■ 2016年6月までの、PubMed、Cochrane、CINAHL、EMBASEを含むデータベースが検索された。

■ 喘息/喘鳴、免疫反応へのリスクに対する果物や野菜摂取の影響を調査した58研究が、適格とみなされた。

■ 研究は、横断研究 30件、コホート研究 13件、症例対照研究 8件、試験的研究 7件の研究デザインだった。

 

結果

■ 研究の多く(30件)は、果物と野菜の摂取と喘息および/または呼吸機能のリスクに有益な関連性を報告したが、8件は有意な関係を認めなかった。

■ 一部の研究(20件)は、果物のみもしくは野菜のみの摂取と喘息に負の関連性があることを認めたため、あいまいな結果だった。

■ さらに、成人と小児に対するメタアナリシスは、果物摂取と喘鳴および喘息重症度のリスクに逆相関を示した(p <0.05)

■ 同様に、野菜摂取は喘息のリスクと負の相関があった(p <0.05)

■ 7研究で、喘息における果物および野菜摂取と関連した免疫反応が調査された。そして6件は全身または気道の炎症のいずれかに対して防御効果があった。

 

結論

■ 果物や野菜の摂取は喘息を予防するようにみえる。

 

結局、何がわかった?

 ✅観察研究のメタアナリシスにおいて、果物摂取と喘鳴や喘息重症度のリスクに逆相関が認められ(果物接種で喘息リスクが低下)、野菜摂取と喘息リスクにも負の相関(野菜摂取で喘息リスク低下)が認められた。

 

 

観察研究の結果ではあるものの、果物や野菜摂取は喘息リスクを低下させるかもしれない。

■ 以前、滋賀で行われた横断研究において、果物摂取がアレルギーの発症リスクをへらすかもしれないという報告をご紹介しました。

■ これらは観察研究なのでまだ確定的なことは言えませんが、果物や野菜を積極的に摂取するのは悪くはなさそうですね。

■ ただし、フルーツジュースは100%でも肥満のリスクになるので避けたほうが良いでしょう。

 

 

今日のまとめ!

 ✅果物や野菜の摂取は、喘息予防に有効かもしれない。

 

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