
TEWLと感作に関して注目されてきている。
■ 経皮水分蒸散量(TEWL)とは、皮膚のバリア機能を推測するための指標です。
■ そしてTEWLが、アトピー性皮膚炎の発症を予測することは既報があります。
■ そんな中、PreventADALL試験をのフォローアップ研究から、さらにそのことを補強した検討結果がAllergy誌に報告されていますので共有します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
ノルウェーとスウェーデンで実施されたPreventADALL試験に参加した児をフォローアップし、生後3ヶ月時の湿疹やドライスキン、TEWLが生後6ヶ月時の感作を予測するかを検討したところ、
✅ 3ヵ月後の湿疹、ドライスキン、TEWL高値は、6ヵ月時の感作のリスクを増加させ、それぞれ調整オッズ比が4.20(95%CI 2.93-6.04)、2.09(95%CI 1.51-2.90)、3.67(95%CI 2.58-5.22)だった。
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