ネコと住んでいる喘息患者は、ネコアレルゲンに対する防御能は上昇するが、喘息薬の減量までの効果はない
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ネコに対してアレルギーのある人は、そのアレルゲンへの防御能をもつIgG4抗体も産生している。

■ ペットに対するアレルギーは、喘息やアレルギーに対しマイナスの影響を及ぼします。

■ イヌやネコアレルゲンにより、全米で毎年50万~100万件の喘息発作が起きているといった報告もあります。

■ 一方で、ペットを飼っていると、『アレルギーを防御する』IgG4抗体の産生を強化します。

■ この盾と矛の関係に関し、どちらのほうが強く反応しているのかを検討した報告が、最近のCEAに発表されていました。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

ネコと暮らしている喘息患者 10人と、猫と暮らしていない喘息患者 9人を対象に、臨床的・免疫学的特徴(皮膚プリックテスト、スパイロメトリー、症状の評価、免疫学的マーカー)を比較したところ、

 ✅ ネコと暮らしている喘息患者は、ネコアレルゲンFel d 1の刺激に対する好塩基球の感受性が低くなり(アレルゲンへの反応性が低いことを示唆)、特異的IgG4抗体価が高い(ネコアレルゲンへの防御能が高いことを示唆)ものの、喘息の症状を抑えるために必要な薬の量は有意に多い。

グラフィカルアブストラクト。
猫のいる(WC)/いない(WoC)生活をしている猫アレルギーの被験者(WC/WoC)における猫への曝露の影響を特徴づける研究。
ネコフケとFel d 1特異的IgG4抗体価は、WCのほうがWoC被験者より高かった(p < 0.05)。
ネコフケ抽出物/Fel d 1特異的好塩基性細胞反応は、WCの方がWoC被験者のほうが低く(p < 0.05)、IgG4抗体価と相関していた(r = 0.63; p = 0.009)。
しかし、これらの免疫学的な差異は、ネコとの接触による臨床的な耐性には反映されなかった。

Fel d 1(ネコ主要アレルゲン)
Ig(免疫グロブリン)
WC(ネコとの生活あり)
WoC(ネコとの生活なし)

 

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