卵黄による新生児・乳児消化管アレルギー(新生児・乳児食物誘発胃腸症)は、どれくらいで寛解するか?

卵黄によるFPIESが増加している。

■ 鶏卵を早期に開始することによる卵アレルギーを発症予防しようとする方策は、広まってきています。

■ そして、実際に卵アレルギーの発症を減らしたのではないかという報告も見られるようになりました。

■ しかし一方で、卵黄による新生児・乳児食物誘発胃腸症が増えたという報告が見られるようになり、私達も参加した研究グループからも最近JACI in Practiceに研究結果を報告しています(Akashi M, et al. Recent dramatic increase in patients with food protein-induced enterocolitis syndrome (FPIES) provoked by hen's egg in Japan. J Allergy Clin Immunol Pract 2022; 10:1110-2.e2.)。

■ そして、その予後や予測因子が気になるところですが、その結果が小規模ながら報告されましたので共有します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

卵黄関連食物蛋白誘発胃腸症(卵黄FPIES)患児12人に関し、嘔吐後のTARC値などと予後を、1年毎の食物負荷試験で検討したところ、

 ✅ 血清TARC値(pg/mL)の中央値(範囲)は次回実施されるOFC陽性群で5,208(2,009-8,147)、次回実施されるOFC陰性群で1,803(905-3,754)と有意に高かった(p = 0.004 )。

 ✅ 寛解率は24ヶ月で約30%、36ヶ月で80%だった。

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