食物アレルギー(治療) ピーナッツ経口免疫療法の効果は年齢により効果に差があるかもしれない:PPOIT-003試験 経口免疫療法の効果維持のためには、若年層で開始することが重要? ■ 経口免疫療法は、さまざまな報告がされていますが、問題点の一つが『食べるのを中止すると再燃する』という点です。 ■ そしてある程度一貫して言えるのは、『低年齢であればあるほど、経口免疫療法で脱感作を達成したあとでも、中断したときの維持率が良い』ということ... 2023年11月14日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎に、抗菌機能のある衣服は有効か?:ABC試験 銀繊維衣服とキトサン衣服のアトピー性皮膚炎への効果は? ■ 『アトピー性皮膚炎には、どんな衣服が良いですか?』という質問は、少なくありません。 ■ 以前、このテーマをまとめた記事を書きました。 ■ しかし、アトピー性皮膚炎の治療において、機能性を付け加えた繊維で製造された衣服に関してのエビデンスは質が低く、推奨度は低い... 2023年11月12日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 1~4歳のピーナッツアレルギー児におけるピーナッツ舌下免疫療法の結果は? アレルゲン免疫療法は、さまざまなルートが想定されており、舌下免疫療法もそのうちのひとつ。 ■ ピーナッツアレルギーは、日本でも少なくはなく、アナフィラキシーを起こすこともあります。 ■ そして、経口免疫療法をはじめ、さまざまなルートが想定されています。 ■ そのようななか、最近、1歳から4歳の児に対するピーナッツ舌下免... 2023年11月9日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) アトピー性皮膚炎の重症度と皮膚バリア機能障害は、食物感作を予測する アトピー性皮膚炎の重症度が食物アレルギーや気管支喘息のリスクを高める ■ アトピー性皮膚炎のお子さんが病院を受診された初診時に、皮膚の状態を見て、この子はかなりの感作状態にあると予測しながら検査をすすめることがあります。 ■ そこで、今回考えているテーマに近い論文が、IAAIという医学雑誌に掲載されていましたので共有さ... 2023年11月5日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) デュピルマブは、アレルギーマーチの進行を防ぐ? アトピー性皮膚炎とアトピー(アレルギー)マーチ: デュピルマブが進行を防ぐ? ■ アトピー(アレルギー)マーチは、多くの場合、アトピー性皮膚炎が起点となっていると考えられています。 ■ IL4/13をブロックするデュピルマブにより、成人におけるアトピーマーチの進行リスクを減らす効果があるかもしれないという報告があり、共... 2023年10月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 経口JAK3/TEC阻害薬リトレシチニブは、円形脱毛症治療に有効か? 円形脱毛症治療におけるJAK阻害薬の進展。 ■いままで円形脱毛症の治療選択肢は限られており、ステロイドと免疫抑制薬が一般的な治療選択肢になっていました。 ■ JAK阻害薬はアトピー性皮膚炎にも使用され、アトピー性皮膚炎と円形脱毛症が関連することからも、関連する疾患と考えられています。 ■ JAK1とJAK3はヤヌスキナ... 2023年10月17日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(診断) 血清TARC値は乳児でもアトピー性皮膚炎の重症度を予測するか? TARC検査の重要性:アトピー性皮膚炎の評価と最新の研究 ■ TARC値は、日本では約15年前から保険適用となり、アトピー性皮膚炎の重症度や経過を見るための検査として広く行われています。 ■ ただし、タルクの値は年齢が低いと自然に高くなる傾向があり、乳児に関してのデータはまだ不足しています。 ■ その点に関して、トルコ... 2023年10月15日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 皮膚から蒸発してくる水分量は、食物負荷試験時の症状を予測する? 経皮水分蒸散量(TEWL)が食物負荷試験時の予測因子になる? ■ 食物アレルギーの診断には、実際に食べてみる経口食物負荷試験がゴールドスタンダードです。しかし、この方法にはリスクと労力が伴います。 ■ 一方で、皮膚からの水分蒸発量を示す「経皮水分蒸散量(TEWL)」という指標があり、これを用いて皮膚のバリア機能を測定す... 2023年10月10日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 出生後5日間に母親が卵を摂取すると、子どもの卵アレルギーの発症リスクは変化するのか? 出産後の母親の卵摂取は、乳児の卵アレルギー予防に影響するか? ■ 卵アレルギーは、日本で最も一般的な食物アレルギーです。 ■ 生後3ヶ月あるいは6ヶ月からの卵の早期摂取が、卵アレルギーの予防に効果的であるとの報告があります。 ■ 母乳には、母親が摂取した食物の一部が分泌されることが知られています。 ■ では、出産後5日... 2023年10月8日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) ピーナッツアレルギーの経口免疫療法として、どれくらいの期間食べ続ければある程度自由に食べられるようになるか? 食物アレルギーの経口免疫療法、成功したとして、いつまで続ければ安定するのか? ■ 食物アレルギーに対し、標準的とはいえないものの広く行われている治療法は『経口免疫療法』でしょう。 ■ 経口免疫療法の問題点のひとつに、食べられるようになっても継続して摂取しなければならないことが挙げられます。 ■ 研究的には、耐性を判断す... 2023年10月6日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 生後6ヶ月からの中等症以上のアトピー性皮膚炎に対し、デュピルマブ(商品名デュピクセント)は有効か?:LIBERTY AD PRESCHOOL 試験 生後6ヶ月からデュピルマブ(商品名デュピクセント)が使用可能になりました(注意点もあります)。 ■ 子どものアトピー性皮膚炎は、2歳までに多くが発症します。 ■ 外用薬は、2021年にデルゴシチニブ軟膏、2022年にジファミラスト軟膏が保険適用になり、急速に改善してきました。 ■ しかし、乳幼児期の全身治療法は限られて... 2023年10月4日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) ペリオスチンを阻害すると、かゆみは改善するか? アトピー性皮膚炎のかゆみを改善させる物質はあるのか? ■ アトピー性皮膚炎は、かゆみにより大きく生活の質をさげる疾患です。 ■ 2019年に、小児における難治性のかゆみに関するレビューを専門誌に書いたことがあります。 ■ しかし、『これがすごくよく効く』というような方法が、十分提示できなかった覚えがあります。 ▷堀向 ... 2023年10月1日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 牛乳アレルギーのある乳児に低アレルゲンミルクを導入すると、アレルギーの改善と成長の改善が見込めるかもしれない 牛乳アレルギーのある乳児に、低アレルゲンミルクを導入することは、治療と成長の改善、ふたつの利点がある。 ■ 低アレルゲンミルクが、牛乳アレルギーの治療に有効ではないかという報告は、10年ほどまえから報告されていました。 ■ そしてメキシコの施設から、低アレルゲンミルクを早期に開始することで、牛乳アレルギーの治療や成長の... 2023年9月29日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 秋産まれの子どもは、アトピー性皮膚炎を発症しやすい? 秋に生まれた子どもたちは、アレルギー疾患を発症する可能性が高い? ■ 乳児のアトピー性皮膚炎の発症について、出生季節との関連性が指摘されています。 ■ 最近のメタアナリシスでも、北半球において、秋生まれや冬生まれの子どもたちとアトピー性皮膚炎の発症との間には、正の有意な関連性が認められています(Calov M, Ali... 2023年9月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) ピーナッツアレルギーは、ピーナッツが1回気道暴露するだけで発症に関係しうるかもしれない 経皮感作だけでなく、『経気道』感作も起こりうる? ■「経皮感作」という言葉は、多くの人に知られるようになりました。 ■ しかし、感作のルートとして、他にも『気道』が考えられます。 ■ 最近のマウスを使った実験では、ピーナッツを経気道で吸入させると、場合によっては1回の摂取だけでピーナッツアレルギーを引き起こす可能性があ... 2023年9月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(病因) 生後3ヶ月の湿疹・乾燥肌・TEWL高値は生後6ヶ月のアレルゲン感作を予測する アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のリスクとなりますが、そのアレルゲン感作はいつ頃に起こる? ■ 乳児期にアレルゲンに感作されると、それが後のアレルギー疾患のリスクとなります。 ■ では、アトピー性皮膚炎の発症時期やその重症度が、後のアレルギー疾患の発症とどのように関連しているのでしょうか? Wärnberg Gerd... 2023年9月18日 pedallergy2016