アトピー性皮膚炎(副作用・害) 1歳未満で発症したアトピー性皮膚炎は、1歳以降に発症したアトピー性皮膚炎よりも感作やアレルギー性鼻炎のリスクを上昇させる 乳児期のアトピー性皮膚炎は、感作のリスクを上昇させるが、乳児期以降に発症したアトピー性皮膚炎よりもそのリスクは高いかもしれない。 ■ 乳児期発症のアトピー性皮膚炎は、その後のアレルギー疾患の発症リスクになることが知られています。 ■ 一方で、1歳時にアトピー性皮膚炎があっても、感作がなければ喘息の発症リスクにはならない... 2021年10月19日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 乳児期からの保湿剤の塗布は、アトピー性皮膚炎の発症を予防するか?:システマティックレビュー&メタアナリシス 新生児期からの保湿剤定期塗布とアトピー性皮膚炎の発症予防に関し、相反する結果が報告されている。 ■ 新生児期からの保湿剤の定期塗布に関して、現在、意見が交錯している状況と思います。 ■ 2019年前半まで『予防できる』としていた報告が多かったのですが、2019年後半くらいから『予防できない』という大規模研究がいくつかで... 2021年10月16日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益とは? 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益は小さくない。 ■ 最近、『水痘(水ぼうそう)にかかっている子どもの家にいって水痘をもらっておいたほうが良い』という趣旨のツイートをみかけました。 ■ いわゆる、『水痘パーティー』という手法ですが、この方法は決して子どもたちにとって負担の少ない方法ではありません。 ■ 2014... 2021年10月12日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) 保湿剤は、保湿成分とワセリンのふたつの相乗効果で有用性が高くなるかもしれない エモリエントとモイスチャライザー、そして基剤の性質を考えながら保湿剤の処方を組み立てていくことが求められる。 ■ 保湿剤に関して、エモリエントとモイスチャライザーの違いを考えながら処方する必要性があります。 ■ そして、アトピー性皮膚炎に対してはモイスチャライザーを優先しながら、一般的に冬にはワセリンなどの基剤の追加を... 2021年10月11日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(予防) 熱帯地域では、『必要に応じ』保湿剤を塗布することでアトピー性皮膚炎の発症リスクを低下させるかもしれない アトピー性皮膚炎の発症予防に対する保湿剤の定期塗布に関し、熱帯地域であるタイからの報告がありました。 ■ 新生児期からの保湿剤定期塗布で、アトピー性皮膚炎の発症リスクを低下させることが報告されたあと、現在までさまざまな報告が積み上がってきています。 ■ ただし、最近の大規模研究では『予防できない』とう結果も多くなってい... 2021年10月3日 pedallergy2016
小児科(総合) 『鉄玉子』は、鉄欠乏性貧血に有効なのか? ”鉄玉子”は、鉄欠乏性貧血に有効か? ■ 『”鉄玉子”は鉄欠乏性貧血に有効か?』に関しては、ときどきネットで見かけます。 ■ 要は、鉄鍋や鉄のインゴットが料理にとけて、鉄を無理なく摂取できるのではないか?ということをテーマにしています。 ■ 基本的に私は鉄欠乏性貧血にこれらの方法は禁止もしませんが、『もし効果があればい... 2021年9月28日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(副作用・害) アトピー性皮膚炎があると、頭痛が増える? アトピー性皮膚炎と、『全身性の炎症に伴ったイベント』との関連に関し、報告が増えています。 ■ アトピー性皮膚炎は、さまざまな全身性の問題を起こすことがあきらかになってきており、特に心血管イベントとの関連はひろく論議されるようになりました。 ■ 昨年以降、それ以外のさまざまなイベントに対する報告がふえており、そのうち、頭... 2021年9月27日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 小麦アレルギーがある児は、『古代小麦』に対しても同様にアレルギー反応を起こす可能性が高い 『古代小麦』のアレルゲン性が低いとは本当か? ■ 食物アレルギーが増えてくるに従い、さまざまな情報がインターネットに拡散しており、一部には問題のある情報もすくなからず見受けられます。 ■ その一つに、『古代小麦は小麦アレルギーがあってもたべられる』というものがあります。 ■ 古代小麦というのは、品種改良がすすんでいない... 2021年9月26日 pedallergy2016
感染症(予防接種) イスラエルにおける新型コロナワクチンプログラムは、実際におこる可能性があった重症化数や入院を3分の1にした 新型コロナワクチンによって、実際に感染者や死亡数をどれくらい減らすことができたか? ■ 9月15日のNEJMでは、ファイザー社の新型コロナワクチンの6ヶ月間の効果、9月22日のNEJMでは、モデルナ社の新型コロナワクチンの240日間の効果が示され、よりひろくその効果がわかってきました( Thomas SJ, Morei... 2021年9月23日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 新型コロナのブレイクスルー感染は年齢が高く併存疾患が多くなるほど多くなり、ワクチン未接種者での死亡リスクは高い 新型コロナワクチン接種時のブレイクスルー感染に関し、関心が高まっています ■ ブレイクスルー感染に関しては、今後考えなければならないテーマです。 (ブレイクスルー感染に関して、忽那先生の記事を御覧ください) 新型コロナワクチン接種後に新型コロナに感染した「ブレイクスルー感染者」の特徴とは ■ そして、最近(9月9日)... 2021年9月20日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 果物と野菜を多く含む食事は、気道炎症を改善するかもしれない 野菜や果物がおおい食事は、こどもの喘息を改善させるか? ■ 最近のシステマティックレビューでは、果物や野菜をしっかり食べることで、全身性の炎症を改善させて喘息によい影響があるという研究結果があります。 ■ 最近、小児に関して小規模なランダム化比較試験が報告されています。 簡単に、ネットラジオVoicyでも解説してみま... 2021年9月19日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ファイザー社新型コロナワクチンの3回目接種(ブースター接種)により、抗体価の上昇はどれくらいか? 新型コロナワクチンのブースター接種の是非に関し、議論が続いています。 ■ デルタ株の拡大に伴い、ブースター接種の是非が議論されるようになってきました。 ■ 外来でもときどき聞かれる事が増えてきているテーマですが、十分なデータがない状況でした。 ■ そんな中、9月15日のNEJMに、2本の論文が公開されました。 この論... 2021年9月18日 pedallergy2016
感染症(予防) 学校での新型コロナ発生時、自己隔離をする学校と接触者の抗原検査をする学校で、感染拡大抑制効果に差があるか? 学校が始まり、集団での新型コロナ発生時の対応策が求められている。 ■ 学校や集団保育が開始になり、今後、新型コロナウイルスの発生が懸念されます。 ■ 個人的には、学校の開始はある程度『許容せざるを得ない』と考えていますが、それは感染リスクがないことを意味しません。 ■ そして、感染予防策は重要です。 ■ そして、アウト... 2021年9月16日 pedallergy2016
感染症(予後) デルタ株は他の変異株に比較して重症化する確率が高いが、ワクチンによりリスクが低下する デルタ株の拡大にともない、重症化率の上昇が懸念されています。 ■ いわゆるVOC(Variant of Concern; 懸念される変異株)の感染性が高まっていることは、疫学的なデータによって証明されていますが(Nature 2021; 592(7854): 438-43.)(Nature 2021; 593:321-... 2021年9月12日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 妊婦がmRNA新型コロナワクチンを接種しても、流産のリスクはあがらない 妊娠中の新型コロナワクチン接種に関して、その安全性を検討した報告が、NEJMとJAMAに報告されました。 ■ 妊娠中のワクチン接種に関しては特に、そのリスクを心配されるむきはあるでしょう。 ■ しかし、妊娠中の新型コロナへの罹患自体が、妊婦さんにとっても、こどもさんにとってもおおきなリスクであることもわかっています。 ... 2021年9月11日 pedallergy2016
感染症(病因) 小児においてアルファ株は、これまでの変異株に比較して拡大しやすいのか? 変異株の拡大で、学校や園をどうするかは大きな課題となっている。 ■ これまで、新型コロナと学校の再開に関して、こどもでは感染拡大のリスクは成人ほど大きくはないことが示されていました。 ■ しかし、変異株が小児に対しどのように影響するかに関しては、報告が決して多くはありません。 ■ 海外の報道記事をみていても、専門家の... 2021年9月10日 pedallergy2016