感染症(予防接種) 【全訳】新型コロナに対するmRNAワクチンは、2回の接種で少なくとも4ヶ月間の抗体高値を維持する 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発が期待されている。 ■ COVID-19に対する感染後、中和抗体が急速に低下する可能性が示唆されています。 参考 コロナ抗体、3カ月で急減 「集団免疫」困難か―英研究 ■ しかも、回復者血漿の有効性に対しては悲観的な研究結果もでてきており、ワクチンの有効性... 2020年12月5日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 予防接種中の母乳は、ショ糖よりも予防接種による痛みを減らすかもしれない 予防接種時の痛みの軽減策として、母乳をあげるという方法があります。 ■ 以前、予防接種前のショ糖が、痛みを軽減する可能性があることをご紹介ました。 ■ 一方、CDCのホームページには、乳幼児の予防接種時の痛みの軽減策として、授乳があげられています。 参考 Patient Care During Vaccine Admi... 2020年11月8日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 乳幼児に対する事前の吸引をしない迅速な予防接種は、より痛みが少ないかもしれない ワクチン接種の痛みの軽減策は様々あります。 ■ 予防接種時には『注入前の吸引』が行われてきましたが、現在は一般にはかえって痛みも増やす可能性があり不要とされてきています(Cmaj 2015; 187:975-82.)。 ■ さらに予防接種時の痛みを減らすための方法として、迅速接種(ゆっくり注入ではなく、急速に注入する)... 2020年11月5日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 予防接種前にショ糖を舌下にいれると、予防接種時の痛みが軽減する 甘味料を使用すると、予防接種時の痛みが軽減する可能性が示唆されています。 ■ 予防接種の痛みを減らす方法は、いくつか提案されています。 ■ たとえばCDCのHPが参考になるでしょう。 参考 Patient Care During Vaccine Administration (CDC) ・breastfeeding(母... 2020年11月3日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 妊婦に対するインフルエンザワクチンは、死産も減らすかもしれない 妊娠中のインフルエンザワクチンは、妊婦さん自身のリスクも、子どものリスクも減らし、さらに死産のリスクを減らすという報告もある。 ■ 妊婦さんに対するインフルエンザワクチンは、妊婦さん自身のリスクの低下と、生まれてくるお子さんへのリスク低下に関連します。 ■ さらに、妊娠中のインフルエンザへの罹患は『高熱による二分脊椎の... 2020年10月18日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 妊娠中のインフルエンザワクチンは、子どもに悪影響を及ぼさないか? 妊娠中のインフルエンザワクチンは重要で、生まれてくる子どものインフルエンザ感染を減らす。では、もう少し長く観て悪影響はないか? ■ 妊婦さんはインフルエンザで重篤化しやすいため、妊娠中のインフルエンザワクチンは重要と考えられています。 参考 妊娠中の人や授乳中の人へ(厚生労働科学研究) ■ さらには、妊娠中の母へのイ... 2020年10月17日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチンは、慢性疲労症候群・複合性局所疼痛症候群(CRPS)・体位性起立性頻拍症候群(POTS)などの発症リスクを増やさない HPVワクチンの有害事象を心配する向きは決して少なくありませんが、最近、BMJ誌にそのリスクを増やさないという大規模研究の結果が発表されました。 ■ HPVワクチンによる子宮頸がんの予防に関しては、最近大規模な研究結果が発表され、とくに17歳未満で接種するとより大きな効果が得られることが更にはっきりわかってきました。 ... 2020年10月6日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチンは、前がん病変だけでなく子宮頸がんを予防し、17歳未満の接種で有効性が高まる HPVワクチンは、前がん病変を予防することは明らかになっていましたが、NEJMから『子宮頸がん』そのものを予防するという大規模研究結果が発表されました。 ■ HPVワクチンは、子宮頸がんの発症予防に働きます。 ■ HPVワクチンに関しては、日本産婦人科学会のホームページとともに、峰宗太郎先生の解説、そして『みんパピ』の... 2020年10月2日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 幼児に対するインフルエンザワクチン接種は1回か?2回か? 幼児に対するインフルエンザワクチンは、1回?2回? ■ 今シーズンのインフルエンザワクチンの確保量は約6300万人分だそうです。 参考 今冬のインフルワクチン 約6300万人分供給見通し(日本経済新聞) ■ しかし、小児に関しては13歳未満は2回が推奨されています。 生後6か月以上で12歳まで(13歳未満)では2回ずつ... 2020年9月20日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ワクチンの『皮内』接種は有効か? 一般的に、ワクチンは皮内・筋肉内注射で行われますが、『皮内』が投与ルートになるかもという報告があります。 ■ 以前、ワクチンの皮内接種の話題を聞いたことがあります。主に予防接種の量が不十分な途上国においての方法だったと記憶しています。 ■ とはいえ、あくまで緊急的な方法であって有効性は十分ではないのではないかと思ってい... 2020年9月15日 pedallergy2016
感染症(予防接種) FacebookのHPVワクチン情報は、まず『個人的な体験談』が拡散されやすい 日本と同じ様にHPVワクチンの接種率がさがったデンマークは、政府が積極的に関わり接種率を回復させた。 ■ HPVワクチンの接種率低下により、諸外国に比較して日本では、今後多くの方が子宮頸がんで亡くなることが予想されています。 ■ HPVワクチンの接種率が日本と同じ様に一時、下がった国があります。それがデンマークです。 ... 2020年8月10日 pedallergy2016
感染症(予防接種) デンマークにおけるHPVワクチンに対する否定的なメディアによる接種率低下は、国をあげてのキャンペーンで回復した デンマークでは、メディアの否定的な報道でHPVワクチンの接種率が下がったことがある。 ■ 日本でのHPVワクチン接種率の低下は目を覆う状況であり、『すでに』子宮頸がんで多くの方が亡くなる可能性が試算されています。 ■ 5年以上かけて9価ワクチンが認可され、状況が変わろうとしています。 ■ 日本ほどではありませんが、メデ... 2020年7月31日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチンの有害事象に関するメタアナリシス:むしろ麻痺や慢性疲労症候群に保護的な効果? HPVワクチンの有害事象に関するメタアナリシス。 ■ HPVワクチンに関しては、安全性が確立してきているといえます。日本産婦人科学会の声明では、以下のように述べられています。 平成29年11月の厚生労働省専門部会で、慢性の痛みや運動機能の障害などHPVワクチン接種後に報告された「多様な症状」とHPVワクチンとの因果関係... 2020年7月20日 pedallergy2016
感染症(予防接種) Twitterは、HPVワクチンの情報を得て行動に結びつくツールになる ツイッターは、健康に関連した行動へ影響しているか? ■ SNSが、情報収集のツールとして活用されるようになってきており、場合によってはGoogleよりTwitterを最初の検索に使うケースも多くなっているそうです。 若者はGoogleを使わずにTwitterで検索をする!? ■ そこで今回は、Twitterのトピックを... 2020年7月17日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチンの接種率低下には、それぞれに通知がなされていないことも関係しているかもしれない HPVワクチンに関し、「積極的な接種勧奨の一時差し控え」によりそれぞれに通知がなされていないことが、接種率の低下に関係しているかもしれないという報告。 ■ 多くの高所得国・中所得国の女性の多くがHPVワクチンの接種を受けており( Lancet Global Health 2016; 4:e453-e63.)、日本のみ今... 2020年7月16日 pedallergy2016
感染症(予防接種) HPVワクチン接種率の低下は、今後どのような結果に結びつくことが予想されているか? HPVワクチンの接種率の低下により、今後どのような結果となることが予想されているか? ■ HPVワクチンに関してはすでに、その効果や安全性が世界的に認められるようになりました。 ■ 産婦人科学会から、現状に関する詳細が公表されています。 子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために ■ HPVワクチンに関して、... 2020年7月14日 pedallergy2016