感染症(予防接種) 新しい株に対応したコロナワクチンは、18歳以上の成人に有効か? XBB株対応コロナワクチンは、18歳以上にも有効か? ■ 2023年、アメリカでは新しいタイプの新型コロナウイルス(XBBとその亜系統)が流行しました。 ■ このXBBは、2022年後半に流行していたBA.4やBA.5とは少し違う特徴を持っていました。 ■ そのため、アメリカの食品医薬品局(FDA)は2023年9月11... 2024年10月14日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 『針恐怖症』は、実際にどれくらいある? 医療現場での課題として注目されている『注射針への恐怖心』の実態と影響は? ■ 治療や検査において、『注射』は必要な処置ですし、変わる方法がない場合も少なくありません。 ■ しかし、針を使う処置を極端に怖がり避ける『針恐怖症』は、医療現場で重要な問題となる場合があります。 ■ 針恐怖と針恐怖症は似ていますが、針恐怖症はよ... 2024年9月30日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ワクチン未接種・過去の感染既往のないひとにとってのオミクロン株は、従来株と重症化率はかわらない 変異株ごとの新型コロナの重症化率に関し、デルタ株が重篤化しやすいことは明らかなものの、それ以外の株ごとの比較は背景因子が異なり容易ではない。 ■ オミクロン株が、従来よりも軽症化していることはイメージが広まっています。 ■ そして、とくに重症になりやすかったデルタ株より、軽症であることはいくつかの報告で示されています(... 2022年12月30日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 過去の新型コロナへの罹ったことがある場合の新規感染リスクはどれくらいか? 過去の新型コロナへの感染、そして追加ワクチン接種の有効性は? ■ 先日、ようやく5回目の新型コロナワクチンの接種を終え、インフルエンザワクチンとともに、これからの第8波への自分自身の備えが済んだところです。 ■ いまのところ、私は新型コロナに罹患はしていませんが、第7波ではとくに感染リスクが高いことを感じ、家族にも『今... 2022年11月28日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 生後6ヶ月から4歳の新型コロナワクチンの有効性と安全性は? 生後6ヶ月からの新型コロナワクチンが認可されました。 ■ 生後6ヶ月からの新型コロナワクチンが認可されました。 生後6か月~4歳の子どもへの接種(乳幼児接種)についてのお知らせ(厚生労働省) ■ 生後6ヶ月から4歳のお子さんへの新型コロナワクチンは、ファイザー社ワクチンを3回接種(1回0.2mL)であり、1回あたりの量... 2022年10月28日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 第2回:(主に)子どもに対する新型コロナワクチンの安全性。ざっくりまとめ。 子どもに対する新型コロナワクチンの安全性。ざっくりまとめました。 ■ 昨日は、子どものワクチンの有効性に関してかんたんにまとめました。 ■ 今回は、主に子どものワクチンの安全性、もしくは新型コロナ感染のリスクの低減に関する最近の報告を4本、『ざっくりと』まとめました。 米国:5歳から11歳の子どもへの新型コロナワク... 2022年8月14日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 第1回:オミクロンに対する、小児のワクチンの有効性。ざっくりまとめ。 新型コロナ関連の最近の論文を、ざっくりまとめる ■ このブログはたいてい、ひとつの英文医学論文を翻訳して簡単にまとめています。 ■ 私の勉強ブログですので、実際のところは日常的にさまざまな論文に目を通しています。 ■ どちらかというと、アレルギー・小児科・感染症を中心に、私の興味を持っている、もしくは疑問に思ったテーマ... 2022年8月13日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 2021年7月~2022年1月における、0~17歳の米国での新型コロナによる入院状況:2022年2月18日のCDCレポート 小児における、新型コロナの現状に関する2022年2月18日のCDCレポート。 ■ CDC(米国疾病予防管理センター)におけるMorbidity and Mortality Weekly Report (MMWR)は、統計的データとして論文よりも早く情報を入手できる重要なものです。 ■ 5歳から11歳へのワクチン接種が近... 2022年2月21日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 思春期における新型コロナワクチンの有効性はどれくらいか? 子どもに対する新型コロナワクチンの有効性が明らかになってきている。 ■ 日本でのワクチン接種率が上昇し、今後はブースター接種と子どもに対する接種が焦点になってくるのではと思います。 ■ そして最近、NEJMに12歳から18歳の新型コロナワクチンの効果に関する報告がなされましたので共有します。 この論文でわかったことを... 2022年1月21日 pedallergy2016
感染症(予防接種) mRNAワクチンによる心筋炎は、若い男性に多い mRNAワクチン接種後の心筋炎に関する報告が増えています。 ■ mRNAワクチンの接種後に、心筋炎や心膜炎になる方がいることは、おおむね共通認識になっているといえます。 ワクチンを接種すると心筋炎や心膜炎になる人がいるというのは本当ですか。(厚労省) ■ そのデータは、世界的にも集積されるようになってきており、最近、N... 2021年12月2日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ムンプス(おたふくかぜ)は高度難聴を起こす場合があり、回復する可能性は極めて低い ムンプス(おたふくかぜ)の流行が近づいていると予想されます。 ■ ムンプス(おたふくかぜ)は周期的に流行を繰り返しています。 ■ そして東京都では、2009~2010年に大きな流行が発生し、その5年後になる2015~2016年にも流行が認められました。 東京都における流行性耳下腺炎の流行状況について(2015-201... 2021年11月26日 pedallergy2016
感染症(予防接種) デルタ株に対するファイザー社新型コロナワクチンの効果は、効果は持続するものの数ヶ月で弱まってくる mRNAを利用した新型コロナワクチンとその効果の減弱。 ■ ワクチン接種率が上昇し、それにともない急速に新型コロナの感染者数が少なくなってきています。 https://ourworldindata.org/covid-vaccinations?country=JPN ■ これは、先行して接種がすすんだイスラエルでも観... 2021年10月31日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益とは? 『水痘(水ぼうそう)パーティー』の不利益は小さくない。 ■ 最近、『水痘(水ぼうそう)にかかっている子どもの家にいって水痘をもらっておいたほうが良い』という趣旨のツイートをみかけました。 ■ いわゆる、『水痘パーティー』という手法ですが、この方法は決して子どもたちにとって負担の少ない方法ではありません。 ■ 2014... 2021年10月12日 pedallergy2016
感染症(予防接種) イスラエルにおける新型コロナワクチンプログラムは、実際におこる可能性があった重症化数や入院を3分の1にした 新型コロナワクチンによって、実際に感染者や死亡数をどれくらい減らすことができたか? ■ 9月15日のNEJMでは、ファイザー社の新型コロナワクチンの6ヶ月間の効果、9月22日のNEJMでは、モデルナ社の新型コロナワクチンの240日間の効果が示され、よりひろくその効果がわかってきました( Thomas SJ, Morei... 2021年9月23日 pedallergy2016
感染症(予防接種) 新型コロナのブレイクスルー感染は年齢が高く併存疾患が多くなるほど多くなり、ワクチン未接種者での死亡リスクは高い 新型コロナワクチン接種時のブレイクスルー感染に関し、関心が高まっています ■ ブレイクスルー感染に関しては、今後考えなければならないテーマです。 (ブレイクスルー感染に関して、忽那先生の記事を御覧ください) 新型コロナワクチン接種後に新型コロナに感染した「ブレイクスルー感染者」の特徴とは ■ そして、最近(9月9日)... 2021年9月20日 pedallergy2016
感染症(予防接種) ファイザー社新型コロナワクチンの3回目接種(ブースター接種)により、抗体価の上昇はどれくらいか? 新型コロナワクチンのブースター接種の是非に関し、議論が続いています。 ■ デルタ株の拡大に伴い、ブースター接種の是非が議論されるようになってきました。 ■ 外来でもときどき聞かれる事が増えてきているテーマですが、十分なデータがない状況でした。 ■ そんな中、9月15日のNEJMに、2本の論文が公開されました。 この論... 2021年9月18日 pedallergy2016