感染症(予防) 保育所での風邪の回数を減らすには? 『風邪の回数をへらすには?』という質問に応えることは決して簡単ではない。 ■ 新学期が始まると、子どもたちの風邪の回数が増えます。 ■ とくに、初めての登園後は風邪の回数が急速に増え、その後、落ち着いてくるまでに平均9ヶ月程度を要することが示されています。 https://pediatric-allergy.com/2... 2022年4月9日 pedallergy2016
感染症(予防) 学校での新型コロナ発生時、自己隔離をする学校と接触者の抗原検査をする学校で、感染拡大抑制効果に差があるか? 学校が始まり、集団での新型コロナ発生時の対応策が求められている。 ■ 学校や集団保育が開始になり、今後、新型コロナウイルスの発生が懸念されます。 ■ 個人的には、学校の開始はある程度『許容せざるを得ない』と考えていますが、それは感染リスクがないことを意味しません。 ■ そして、感染予防策は重要です。 ■ そして、アウト... 2021年9月16日 pedallergy2016
感染症(予防) 学校での感染予防策として、教職員のマスク着用、空気の循環を良くすることが推奨される コロナ禍での対面式の授業の再開のためには、どのような条件が有用か? ■ 子どもたちの集団生活が、どれくらい新型コロナの感染拡大に影響するかは、いくつかの研究結果があります。 ■ 個人的には、外来に受診する心身相関が起こっているお子さんが増えている実感から、できれば再開をめざすほうがメリットが大きいと考えています。 ■ ... 2021年7月20日 pedallergy2016
感染症(予防) 学校の再開は新型コロナの感染拡大に関与はするものの、影響は軽微かもしれない 学級閉鎖を解除することは、新型コロナの拡大にどのくらい影響するのか? ■ 最近、入学式がおこなわれたことなども話題となり、学校の再開が、新型コロナの感染者数の増加に影響するかは焦点になることがあります。 ■ このテーマに関するそれぞれの研究でも結果は異なり結論をだすことは難しいですが、『適切な感染予防策を講じると、お... 2021年4月4日 pedallergy2016
感染症(予防) 【全訳】サージカル(不織布)マスクと布マスク、どちらのほうがマスク皮膚炎を起こしやすいか? マスク皮膚炎を起こしやすいのは、不織布?布製? ■ ユニバーサルマスク(無症状のひとも含めて広くマスクを装着する)が、新型コロナ(SARS-Cov2)の拡大を減らす可能性が示されています。 ■ 一方で、外来ではマスク皮膚炎の相談が増えてきています。 ■ どのように対応するのかは難しい面があります。たしかに感染拡大を予... 2021年1月30日 pedallergy2016
感染症(予防) ヨーグルトを頻回に摂取していると、子どもの胃腸炎の頻度が減るかもしれない ヨーグルトを普段から食べていると、胃腸炎の発症リスクが減る? ■ 胃腸炎が、一部の地域で流行が始まってきているようです。 ■ できれば予防していきたいところですが、いまのところロタウイルスワクチン程度しか有効な手段はないように思われます。 ■ そんな折、大規模な出生コホート研究であるエコチル調査からの検討で、ヨーグルト... 2020年11月25日 pedallergy2016
感染症(予防) ビタミンCは、風邪の予防・罹病期間の短縮に有効か? ビタミンCが風邪に有効とはよく聞く説ではあるが、実際に有効かどうかの決着はついていない。 ■ 風邪と食事やビタミンなどに関しては、よく聞かれるテーマでありますが、確定した答えは難しいものです。 ■ ビタミンCと風邪の予防(もしくは治療)に関しては、よく話題になるテーマです。 ■ コクランシステマティックレビュー(Co... 2020年11月18日 pedallergy2016
感染症(予防) プロバイオティクス(乳酸菌製剤)は子どもの風邪を予防するか? プロバイオティクスは、風邪を予防するか? ■ 風邪(を含む呼吸器疾患)の予防に関して、睡眠やビタミンDに関してご紹介してきました。 ■ では、CMでなんとなく増えているように思うプロバイオティクス(乳酸菌製剤)に関してはどうでしょうか? ■ メタアナリシスがありましたのでご紹介します。 この論文でわかったことを、ざっ... 2020年11月17日 pedallergy2016
感染症(予防) ビタミンDの内服は、風邪を予防するか?:メタアナリシス ビタミンDは、呼吸器感染症(風邪・気管支炎・肺炎など)のリスクを減らすかもしれないという報告があります。 ■ ビタミンDは、呼吸器感染症のリスクを減らすのではないかという多くの報告があります。 管理人注 この研究では、『急性呼吸器感染症の発生率』を最も大きなアウトカムにしています。 急性呼吸器感染症は、上気道感染症、下... 2020年11月16日 pedallergy2016
感染症(予防) 医療従事者におけるマスク皮膚炎の実態は?:システマティックレビュー マスク皮膚炎の患者さんが増えています。 ■ 新型コロナの影響で、広くマスクの装着が普及しました。 ■ マスクをここまで多くの方がする時代はいままでなかったわけで、マスク皮膚炎に悩むかたも多いようです。 ■ 医療者はさらに、N95マスクなど密閉性が高いマスクを装着することも多く、頻度はさらに高くなっています。 ■ 最近、... 2020年10月28日 pedallergy2016
感染症(予防) マスクは、低酸素血症を起こすのか? マスクで低酸素が起こる…という話題は本当か? ■ マスクを使うと脳に問題が起こる…なんていう話題が、Twitterで出回っていました。 ■ まあ、そんなことが起こり得るならば、個人防護具を装着している医療従事者がばたばた倒れているはずなので普通に考えてデマなのですが、思ったほどきちんとした報告は少ないようです(これも普... 2020年10月25日 pedallergy2016
感染症(予防) マスクによる皮膚炎は、どれくらいの頻度で起こっているか? マスクによる皮膚トラブルが増えています。 ■ マスクによる皮膚トラブルの訴えが増えています。 ■ ローションタイプや化粧水タイプの保湿剤、ステロイド外用薬、タクロリムス軟膏、当院には採用がないのですが、コレクチム軟膏、ニキビに対しては抗菌薬やアダパレン(ディフェリン)などが対応策としてあるのではと思われます。 ■ 耳介... 2020年8月7日 pedallergy2016
感染症(予防) 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大を防ぐためには、無作為検査よりも早期の患者隔離が必要である COVID-19の拡大を抑えるためには、どのような方策が必要か? ■ 米国やブラジルを中心に、世界ではCOVID-19が急速に拡大しています。 ■ 日本でも感染者数は拡大し、PCR検査の陽性率は上昇トレンドとなり、入院患者数は増加し、重症患者数は増加しようとしてきています。 都内の最新感染動向 (2020/7/19 A... 2020年7月19日 pedallergy2016
感染症(予防) 公共の場でのマスク・距離・アイガードは、どれくらい新型コロナの感染防御に有効か? 6月5日に、WHOからのマスクの指針が変更されました。 ■ 6月5日にWHOからの指針の変更があり、感染拡大地域ではマスクを推奨と変更されたそうです。 「感染拡大地域ではマスクを」WHOが指針を大幅修正 ■ すでに、(感染リスクの高い)医療者に対するマスクは、呼吸器感染症のリスクを0.59倍に、インフルエンザ様疾患のリ... 2020年6月7日 pedallergy2016
感染症(予防) 手指衛生後のペーパータオルは、1枚?2枚? 手指衛生時のペーパータオル、どれくらい使うか? ■ 手指衛生後のエアタオルは、その人の手指の衛生状態はともかく周囲の細菌汚染をすすめることがわかってきています。 ■ 一方、コストや環境負荷から考えれば、ペーパータオルのほうが負荷が多いことは自明でしょう。 ■ そうなると、ペーパータオルをより少なく使ったほうが環境には良... 2020年6月2日 pedallergy2016
感染症(予防) 希釈した塩素スプレーは、呼吸器や目を傷害する 希釈した塩素をスプレーすると、人体にどんな影響があるか? ■ 様々な場所で、希釈した塩素製剤の噴霧がみられるようになりましたが、塩素の散布は、気管支や目の障害をきたすことが知られています。 ■ たとえば、エボラ出血熱が流行した場面で、希釈塩素をスプレーすることでの健康被害が報告されており、ご紹介します。 この論文で... 2020年5月26日 pedallergy2016