
『風邪の回数をへらすには?』という質問に応えることは決して簡単ではない。
■ 新学期が始まると、子どもたちの風邪の回数が増えます。
■ とくに、初めての登園後は風邪の回数が急速に増え、その後、落ち着いてくるまでに平均9ヶ月程度を要することが示されています。
■ 『風邪の回数をへらすには?』という質問に応えることは決して簡単ではありませんが、風邪への対応と生理食塩水を併用した鼻汁吸引が風邪の悪化を減らすという報告がありましたので共有します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
保育所に通う3歳児までの138人を対象に、対照群 38人、教育群 34人、介入群 35人、教育および介入群 31人の4群に分け、風邪にともなうイベントを比較したところ、
✅ 下気道呼吸器感染症(対照群 29.4%; 教育群 10.7%; 介入群3.8%; 教育+介入群 0.0%; p = 0.014)
✅ 急性中耳炎(対照群 32.4%; 教育群 7.1%; 介入群11.5%; 教育+介入群 7.7%; p = 0.014)
✅ 医療機関への受診(対照群 70.6%;教育群 42.9%;介入群 38.5%;教育+介入群 30.8%;p=0.021)
✅ 抗生物質の使用(対照群 44.1%; 教育群 7.1%; 介入群 23.1%; 教育+介入群 15.4%; p = 0.006)
✅ 保育所の欠席日数(対照群 55日、教育群 22日、介入群 14日、教育+介入群 6日、p=0.020)
✅ 就労不能日数(対照群 31日、教育群 20日、介入群 5日、教育+介入群 1日; p=0.021)
✅ 鼻腔洗浄技術(対照群 41.4%; 教育群 78.6%; 介入群 57.7%; 教育+介入群 84.6%; p=0.011)
だった。