食物アレルギー(病因) ハチミツに、乳や小麦タンパク質が極々微量に混入しているかもしれない ハチミツに乳や小麦タンパク質が含まれている可能性がある? ■ 『ハチミツに混入する花粉に対して、アレルギー症状が出現することがありうるか』に関し、以前簡単に論じた記事を公開しました。 引用記事 ハチミツに含まれる花粉を食べて、アレルギー症状がでることはありますか? ■ その記事では、『はちみつに含まれた花粉(キク科の花... 2022年6月13日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ゴマアレルギー患者の5%に症状が出現するゴマの負荷量はどれくらいか? ゴマアレルギーの判断は簡単ではない。 ■ ごまは、特異的IgE抗体価の特異度がひくく、十分な検討がすすんでいない領域です。 ■ 負荷試験の用量設定に関しても、むずかしさを感じることがありますが、最近、Allergyに参考になる研究結果が報告されていますので共有します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? ... 2022年6月7日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) エビアレルギーの予測に、コンポーネント検査は有用か? エビアレルギーを予測する検査は、現状では十分な精度が担保されているものはない状況です。 ■ エビ特異的IgE抗体価は、粗抗原として検査をしても、感度、特異度ともに不十分であることがわかっています(Pascal M, Grishina G, Yang AC, Sánchez-García S, Lin J, Towle ... 2022年6月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 加工食品中の食物アレルゲンの含有閾値『加工食品100g当たりタンパク質0.5mg』表記に関する、欧州GA²LENポジションペーパー アレルゲンが含まれた食品の表示義務は、徐々に整備されてきています。 ■ 日本における、食品表示義務や推奨は、世界的にも先進的な面があります。 管理人注 加工食品のアレルギー表示(食物アレルギー研究会より)では、以下の様になっています。 特定原材料7品目(表示義務)は、容器包装されている加工食品中にごく微量(数ppm、数... 2022年5月31日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) 食物アレルギーは、その後の口腔アレルギー症候群の発症リスクをあげるかもしれない 口腔アレルギー症候群の発症リスクは? ■ 花粉食物アレルギー症候群(PFAS)は、花粉症のあるひとに、近しい果物や野菜に症状を起こすようになる疾患です。 ■ 口腔アレルギー症候群(OAS)と花粉食物アレルギー症候群(PFAS)は同義ではありませんが、論文では同じように扱われることも多いです。 ■ そのなかで、OASの... 2022年5月30日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) 吸入ステロイド薬+短時間作動性ベータ刺激薬(SABA)の合剤は、SABA単剤と比較して、重篤な喘息発作を減少させる SABAやLABAの単独使用は、喘息発作予防にすすめられないが、吸入ステロイド+SABAの合剤であればどうか? ■ 短時間作動性ベータ刺激薬(SABA)の”単独の”濫用は、喘息死を増加させる可能性があります。 ■ 一方で、吸入ステロイド薬単独+SABAによるレスキュー使用と、吸入ステロイド薬と長時間作動性ベータ刺激薬(... 2022年5月29日 pedallergy2016
食物アレルギー(病因) アトピー性皮膚炎・ドライスキン・TEWL高値は、生後6ヶ月の感作リスクを増加させる 皮膚バリア機能が低下すると、感作が増える可能性がある。 ■ TEWLは、経皮水分蒸散量の略であり、皮膚バリア機能を反映します。 ■ そして、TEWLが上がると、その後の食物アレルギーのリスクがあがることがKelleherらから報告されていましたが、その後、データハンドリングの問題があり撤回されていました。 ■ その中で... 2022年5月28日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 食物アレルギーに対する免疫療法の有効性・安全性は?:システマティックレビュー&メタアナリシス 食物アレルギーの免疫療法の現状を把握しておく必要性がある。 ■ 免疫療法は、食物アレルギーの治療において有望視されており、日本ではひろくその視点での治療介入が行われています。 ■ 効果は認められますが、つよいアレルギー症状の誘発リスクがあがることも示されています。 ■ そのバランスが難しい治療と言えましょう。 ■ そこ... 2022年5月25日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(診断) テープストリッピングにより採取された検体は、アトピー性皮膚炎の病態の検討を可能にするか? より侵襲の少ない検体採取が、アトピー性皮膚炎の病態解明に必要とされている ■ バイオマーカーはさまざまな検討されていますが、できれば侵襲の少ない(痛みの少ない)検査が望まれます。 ■ そんななか、『テープストリッピング』による検討がAllergyに報告されていました。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? ... 2022年5月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) Baked milkによる経口免疫療法は有効か?:ランダム化比較試験 Baked milk(焼き固めた牛乳)による経口免疫療法は有効か? ■ 多くの牛乳アレルギーは自然寛解が望めるものの、キャリーオーバーする牛乳アレルギーは大きな問題として立ちはだかっています。 ■ 個人的には、『Baked milk(焼き固めた牛乳)』は、必要最小限の除去の範疇としては重要と考えていますが、経口免疫療法... 2022年5月14日 pedallergy2016
アレルギー一般(検査) 東京に住む児童では、アレルゲン感作は5歳から9歳時に大きく進む 子どもの感作はどれくらいの年齢で進むか? ■ たとえばスギ花粉へのアレルゲンへの感作・発症もより低年齢化しています。 ■ 成人に関する感作率に関しては、すでに全国的なコホートで報告されましたが、小児ではまだ十分なデータがそろっているとはいえません。 https://pediatric-allergy.com/2019/... 2022年5月6日 pedallergy2016
食物アレルギー(予後) 卵黄による新生児・乳児消化管アレルギー(新生児・乳児食物誘発胃腸症)は、どれくらいで寛解するか? 卵黄によるFPIESが増加している。 ■ 鶏卵を早期に開始することによる卵アレルギーを発症予防しようとする方策は、広まってきています。 ■ そして、実際に卵アレルギーの発症を減らしたのではないかという報告も見られるようになりました。 ■ しかし一方で、卵黄による新生児・乳児食物誘発胃腸症が増えたという報告が見られるよう... 2022年5月1日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) ヤケヒョウヒダニに対して早期に感作すると、その後のアレルゲンへの感作も進みやすいかもしれない アトピーマーチは経皮感作だけでなく、『感作が感作をよぶ』という面からも考えられるようになっている。 ■ 『アトピーマーチ』の問題は、経皮感作の面から考えられていました。 ■ もちろんそのルートは確かだとしても、最近、『感作そのもの』が他の感作を呼ぶのではないかという考え方も出てきています。 ■ そのテーマでの報告。 ... 2022年4月28日 pedallergy2016
気管支喘息(病因) アレルゲン量が少なくすぎても多すぎても、ネコアレルゲン感作は少なくなる ネコアレルゲンに対する『ベル型』の用量依存性反応。 ■ アレルゲンに対する感作に関し、アレルゲンが少ないほうが感作率が少ないということは理解しやすいですが、多すぎても感作率が下がるという報告があります。 ■ 『ベル型』という、この用量依存性の反応に関する報告を紹介します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると... 2022年4月27日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) ネコアレルギーに対する舌下免疫療法は有用か? ペットアレルギーに対する免疫療法は、有効性が報告されながらも実用化されているとはいえない ■ ペットを飼育されている方は、世界的に増加しており、22カ国27000人以上の参加者を対象とした国際調査では、57%が1匹以上のペットを飼っていると推定されています。 ■ そのようななかでペットアレルギーもまた問題となっており、... 2022年4月26日 pedallergy2016
アレルギー一般(病因) 低アレルゲンの猫は存在しないが、猫によりアレルゲンの産生量の差がある 低アレルゲンの猫種は存在するか? ■ 低アレルゲンの犬種はないという報告があります。 ■ では、猫ではどうでしょうか? 最近公開された報告を共有します。 この論文でわかったことを、ざっくりまとめると? 64匹の猫から唾液サンプルを1日2回、1日おきに1年間採取し、主要アレルゲンであるFel d1を確認したところ、 ... 2022年4月25日 pedallergy2016