気管支喘息(予防) 衛生仮説A20エンドトキシン 衛生仮説のメカニズム概念を変えたユビキチン修飾酵素A20の初報告 エンドトキシンと喘息発症予防に関するエポックメイキングなScienceからの報告。 ■ 衛生仮説はこれまでTh1/Th2のバランス理論に基づいていましたが、Th1炎症である疾患も増加していることからその仮説の限界が見えてきていました。 ■ また、衛生仮説で説明できるアレルギー疾患の予防は喘息やアレルギー性鼻炎に限られて... 2019年5月4日 pedallergy2016
気管支喘息(予後) 喘息予測インデックス 乳幼児期の喘鳴が年長するまで持続することを予測可能か? 持続性喘息へ移行することを予測する「Asthma Predictive Index(喘息予測インデックス)」は、必ずしも異なる集団で同じパフォーマンスを発揮しない。 ■ 乳幼児期の喘鳴は必ずしも持続しないのですが、年齢が長じるまで持続した場合は逆に改善しにくいことがわかっています。 ■ 乳幼児期の喘鳴が持続するかどうか... 2019年5月3日 pedallergy2016
アトピー性皮膚炎(治療) アトピー性皮膚炎羊毛綿 羊毛の衣服だからといって、アトピー性皮膚炎を悪化させるわけではない 羊毛は一般に、アトピー性皮膚炎を悪化させる可能性が指摘されています。 ■ 最近UPしたnoteのレビュー、「アトピー性皮膚炎には、どんな衣服がいいですか?」で取り上げた論文のひとつをご紹介します。 ■ 羊毛そのものがアトピー性皮膚炎の悪化に影響しているわけではなさそうという、ランダム化比較試験です。 この論文でわかっ... 2019年5月2日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止め日傘 日焼け止めなしで、日傘のみでも日焼けを防止できるか? 日傘や帽子による日焼け防止は重要です。では、日焼け止めなしでも十分な日焼け予防は可能でしょうか? ■ 日焼けを予防する方法には、「物理的な防御」と「日焼け止め」の2つの方法があります。 ■ しかし、物理的な日焼け止め、たとえば日傘はどれくらい有効なのでしょう? ■ 成人におけるランダム化比較試験を見つけたのでご紹介いた... 2019年5月1日 pedallergy2016
気管支喘息(治療) アレルギー性鼻炎予後気管支喘息 アレルギー性鼻炎は喘息のコントロールを悪化させる 鼻炎は喘息コントロールを悪化させる。 ■ 「one airway, one disease(一つの気道、一つの病気)」というフレーズがあります。 ■ 気道は鼻と連続しているために、喘息においては鼻炎にも強く関連しているというコンセプトといえます。 ■ そして鼻炎がその後の喘息コントロールを悪化させることはすでにいくつか... 2019年4月30日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 魚アレルギーツナ缶 魚介類アレルギーの場合に、缶詰を摂取できる確率は? 魚アレルギーがある場合に、缶詰を摂取できる可能性はどれくらいか? ■ エビデンスレベルの高い魚アレルギーの報告は少なく、また、自然寛解はすくないと考えられています。 ■ 一方、出汁は多くは摂取でき缶詰は一部摂取できるとはされていますが、きちんとした確率をだした報告はほとんどありません。 ■ そこで後ろ向きの症例集積研究... 2019年4月27日 pedallergy2016
アレルギー性結膜炎(治療) プロトピックタクロリムス 重症のアレルギー性角結膜炎にプロトピック外用薬が使用できるかもしれない プロトピック外用薬において添付文書に「眼に入らないように」という記載があるのは、眼に入るとリスクが大きいからではない。 ■ 目の周囲や顔の湿疹に対し、ステロイド外用薬の連用は勧められないことに関してはこのブログでもなんどかご紹介してきました。 ■ ステロイド外用薬からプロトピック(タクロリムス)外用薬に変更していく必要... 2019年4月25日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) 大豆アレルギーGly m 8Gly m 5αサブユニット 大豆アレルギーの診断性能を上げる、新しい融合蛋白コンポーネントとは? 大豆も、一般的な特異的IgE抗体価では負荷試験陽性予測が難しい食物。 ■ 大豆アレルギーは、一般的な特異的IgE抗体価で負荷試験陽性予測が難しい食物のひとつです。 ■ 一部、豆乳に多く含まれるGly m4は、特に成人に関しては豆乳アレルギーに関して道を開きましたが、残念ながら小児の一般的な大豆アレルギーの診断には大きな... 2019年4月24日 pedallergy2016
食物アレルギー(診断) ゴマアレルギー ゴマアレルギーにおいて、ゴマ特異的IgE抗体価や皮膚テストは診断に有用か? ゴマアレルギーは少なくありませんが、IgE抗体価での負荷試験結果の予測が難しいことがわかっています。 ■ ゴマアレルギーもしくは、ゴマアレルギーを心配されている方は少なくありませんが、現在保険適応のある範囲の血液検査や皮膚プリックテストの有用性は低いことが報告されています。 ■ そして負荷試験自体がそれほど多く行われて... 2019年4月23日 pedallergy2016
食物アレルギー(治療) 経口免疫療法食物アレルギー治療 経口免疫療法で目標を達成しても、継続摂取しなければ再燃するかもしれない 経口免疫療法は、摂取できるようになっても継続した摂取が必要とされています。 ■ 経口免疫療法は、「症状が出ない量で継続して摂取すると一部のアレルギー患者が摂取できるようになる」という治療法ですが、リスクがあるために標準的な治療法ではありません。 ■ さらに付け加えるならば、年齢が長じてから治療を行って達成しても、継続し... 2019年4月21日 pedallergy2016
アレルギー性鼻炎(治療) 舌下免疫療法ダニ ダニ舌下免疫療法は、5歳以降の小児にも有効である 舌下免疫療法が普及期に入ってきており、小児でも適応が拡大してきています。 ■ 舌下免疫療法は広く使用されるようになってきました。 ■ 小児に対しても有効性があることは確かで、すでにスギ舌下免疫療法の報告はご紹介しました。 ■ そこで今回は、ダニ舌下免疫療法の小児に対する効果を示した報告をご紹介します。 この論文でわか... 2019年4月20日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 紫外線日焼け止め 「子ども向け」のサンスクリーン剤は、本当に「優しい」か? ■ 日焼け止め(サンスクリーン)に関して、「子ども向け」という表示が何をもって子ども向けとしているのか未だによくわかりません。特に決まりもないようです。■ 今回紹介するのは、「子ども向け」の日焼け止めが本当に感作のリスクが低いかをみた研究です。... 2019年4月18日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 日焼け止めサンスクリーン光老化 緯度が高い地域に住むほうが紫外線曝露が少なく肌年齢が若いかもしれない 光老化を示唆する、興味深い報告をご紹介します。 ■ 最近、和文の教科書を読んでいて「秋田は鹿児島に比べて紫外線が1/2で、10歳若く見える」という文章を見かけました。 ■ 参考文献が示されていなかったので調べてみると、その元情報と思われる文献をみつけました。 ■ なお、この記事は鹿児島の方になにか申し上げたいわけではな... 2019年4月17日 pedallergy2016
食物アレルギー(予防) 食物アレルギー予防ピーナッツアレルギー 英国よりイスラエルでのピーナッツアレルギーが少ない理由は? 少し古いですが、「離乳食早期導入」が食物アレルギーの発症を予防する可能性を示した有名な研究をご紹介します。 ■ みなさんは既に、「離乳食早期導入」が食物アレルギーを予防する可能性があることをご存知かと思います。 ■ 臨床的な介入研究は一般に、基礎研究から理論的に組まれたり、疫学的な研究結果から臨床研究が組まれたりします... 2019年4月16日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) 診断Repeated Open Application Test接触性皮膚炎 接触性皮膚炎を調べる『反復塗布テスト』は標準化されているか? 『反復オープン塗布テスト(Repeated Open Application Test; ROAT』とは? ■ 私は、接触性皮膚炎を調べるのは皮膚科の先生方の専門領域と思っています。 ■ 金属パッチテストなどに関しては、標準化された製品が上梓されているものの、その他の製品に関しては決して簡単ではないからです。 ■ ただ... 2019年4月15日 pedallergy2016
皮膚疾患(総合) おむつ皮膚炎シッカロール亜鉛華軟膏おむつかぶれ おむつかぶれ予防は、ベビーパウダーか?亜鉛華軟膏か? おむつかぶれ(おむつ皮膚炎)予防に、ベビーパウダーが良いか?亜鉛華軟膏が良いか? ■ この論文にはタルカムパウダーという用語になっていますが、日本ではベビーパウダーという言葉のほうがしっくりくるようです。 ■ おむつ皮膚炎の発症予防に対し、ベビーパウダーと亜鉛華軟膏の有効性を比較した検討。こういう研究は少なく、たまたま... 2019年4月14日 pedallergy2016