光老化を示唆する、興味深い報告をご紹介します。
■ 最近、和文の教科書を読んでいて「秋田は鹿児島に比べて紫外線が1/2で、10歳若く見える」という文章を見かけました。
■ 参考文献が示されていなかったので調べてみると、その元情報と思われる文献をみつけました。
■ なお、この記事は鹿児島の方になにか申し上げたいわけではなく、「紫外線量に応じて光老化を起こすかもしれない」という報告のご紹介であるとご了解ください。また、この検討は横断研究ですのでエビデンスレベルは高くはありません。しかし、光老化に関する示唆に富む報告でもあると思われます。
■ 念の為事前にTwitterでお尋ねしましたが、ご希望の方も多かったので提示いたします。
和文の教科書を読んでいて、秋田の方が鹿児島より紫外線が少ないために皮膚年齢が10歳若いという文章をみました。
— ほむほむ@アレルギー専門医 (@ped_allergy) April 15, 2019
英文で探してみると横断研究を見つけてしまった、、、
これをブログに書くといけないかしら、、
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
鹿児島に住む女性300人と秋田に住む女性302人に関し、皮膚の状態を比較したところ、
✅ 鹿児島の平均40歳の女性は、秋田の平均48歳女性の顔のしわが同程度だった。
✅ 鹿児島の平均40歳の女性は、秋田の平均56歳女性の顔の色素沈着が同程度だった。
✅ 鹿児島は、秋田よりも年間で約1.5倍多くの紫外線UVBを受けるためと推測された。
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