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コーヒーで美肌になれるかもしれない?

■ 酒さとは、皮膚の炎症を伴って顔が赤くなったり厚く(肥厚)したりする疾患です。

■ コーヒーが、健康に対していい面をもっているのではないかというアンブレラ解析(メタアナリシスのメタアナリシス)を以前ご紹介しました。

コーヒーが、酒さ様の皮膚炎のリスクを減らすのではないかという報告。

 

Li S, et al. Association of Caffeine Intake and Caffeinated Coffee Consumption With Risk of Incident Rosacea In Women. JAMA Dermatol 2018. [Epub ahead of print]

女性 82737人の酒さ様皮膚炎と、カフェイン含有飲料の摂取量の関連を検討した。

重要性

■ カフェインは、血管拡張を減少させることが知られており、酒さのリスクを潜在的に低下させる免疫抑制効果を有する。

■ しかし、コーヒーからの熱は、酒さ様紅斑の引き金になる可能性がある。

■ 酒さとカフェイン摂取(コーヒー摂取を含む)のリスクの関係はほとんどわかっていない。

 

目的

■ 酒さとカフェイン摂取(コーヒー摂取を含む)のリスクの関連性を決定する。

 

研究デザイン、セッティング、参加者

■ このコホート研究には、1989年に設定された前向きコホート試験であるNurses' Health Study II(NHSⅡ)に参加した女性82737人を含まれており、1991年から2005年にかけて2年ごとに追跡調査された。

■ 解析は2017年6月から2018年6月まで行われた。

 

曝露

コーヒー、紅茶、ソーダ、チョコレート摂取に関するデータは、追跡調査中に4年毎に収集された。

 

主要な転帰と検査結果

■ 臨床的に診断された酒さの病歴と診断の年度の情報は2005年に収集された。

 

結果

計82737人の女性は、NHS IIにおいて2005年に酒さの診断に関する質問に回答し、最終分析に含まれた(研究エントリー時の平均年齢[SD] 50.5 [4.6]年)。

■ そして、1120051人・年の追跡期間中、酒さが4945件確認された。

■ 他のリスク要因を調整した後、カフェイン摂取量と酒さのリスクとの間に逆相関があることが判明した(カフェイン摂取量の上位5分位 vs 下位5分位によるハザード比 0.76; 95%CI 0.69-0.84; P <. 001 for trend)

カフェイン含有コーヒー摂取についても、酒さのリスクとの有意な逆相関が観察された(摂取量が4杯/ 日以上 vs 1杯/月未満の場合のハザード比 0.77; 95%CI 0.69-0.87; P <. 001 for trend )が、カフェインを含有しないコーヒーでは観察されなかった(HR 0.80; 95%CI 0.56-1.14; P=. 39 for trend)

■ さらなる分析では、コーヒー(紅茶、ソーダ、チョコレート)以外の食品からのカフェイン摂取量の増加は、酒さのリスクの低下と有意に関連していないことが示された。

 

結論と妥当性

■ コーヒーからのカフェイン摂取量の増加は、酒さの発症リスクと逆相関していた。

■ この知見は、酒さを予防する手段としてのカフェイン摂取を制限することを支持していない。

■ これらの関連の作用のメカニズムを説明し、他の集団で我々の知見を追試し、さまざまな酒さのサブタイプとカフェインの関係を調査するためには、さらなる研究が必要である。

 

結局、何がわかった?

 ✅女性計82737人のカフェイン摂取量が多いほど酒さ(顔の紅斑)のリスクが低くなった(カフェイン摂取量の上位5分の1 vs 下位5分の1を比較し、ハザード比 0.76; 95%CI 0.69-0.84; P <. 001 for trend)。

 ✅カフェイン含有コーヒー摂取についても、コーヒーの摂取量が多い群は、酒さのリスクが低かった(摂取量が4杯/ 日以上 vs 1杯/月未満の場合のハザード比 0.77; 95%CI 0.69-0.87; P <. 001 for trend )が、カフェインを含有しないコーヒーでは観察されなかった(HR 0.80; 95%CI 0.56-1.14; P=. 39 for trend)。

 

 

コーヒー摂取が酒さ様皮膚炎の発症リスクを低下させる可能性があり、カフェインがその機序になるかもしれない。

■ あくまでコホート試験の結果ではあるので確定ではありませんが、コーヒーが美肌(?)に効果があるかもしれないという結果です。

■ 私も結構コーヒーを飲むので目に止まってしまった研究です。

 

※うちはここ5年以上、加藤珈琲の豆を使っています。

今日のまとめ!

 ✅コーヒー摂取量が多いほうが、酒さ様皮膚炎のリスクが減るかもしれない。

 

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