喘息の自己管理は、ピークフローメータを参考に行うことが推奨されています。
■ 喘息の自己管理は、たとえば糖尿病における血糖値のように、ピークフローメータという簡単な呼吸機能検査に基づくことが推奨されています。
■ インスタでピークフローメータの説明をしていますのでご参照ください(もちろん、購入時は医師にもご相談を)。
■ ただ、ピークフローメータを参考にした自己管理プログラムの有効性を示した報告は、実は多くありません。
■ そこで、その報告のひとつをご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
成人の喘息患者計214人を通常ケア群 104人、自己管理プログラム群 110人にランダム化し、2年間の治療効果を確認したところ、
✅ 患者1人当たりの治療に成功した率の週ごとの平均は、自己管理プログラム群 78%(81/105週)、通常ケア群 72%(74/103週)だった(p = 0.003)。
✅ 活動を制限された日数の平均は自己管理プログラム群で1.2日(95%CI 0.5〜1.9)、通常ケア群で3.9日(95%CI 2.5〜5.4)だった。
✅自己管理プログラム群では、吸入ステロイドが患者1人当たり217puff節減された(p <0.05)。
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