
慢性特発性じんましん(原因のはっきりしない長期間続くじんましん)は、どのような人に起こりやすいでしょうか?
■ 慢性特発性じんましんは、子どもにも稀ならず見られる疾患です。
■ では、慢性特発性じんましんは、どのような人に起こりやすいのでしょうか?
■ イスラエルからの大規模横断研究の結果をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
16歳の青年1,108,833人のうち、計6,617人(0.6%)が慢性特発性じんましんと診断され、
✅ 慢性特発性じんましんは、女性に1.13倍(95%CI 1.07-1.19)、社会経済的な状態が高いと1.92倍(95%CI 1.56 - 2.32)、リスクが高かった。
✅ 慢性じんましん患者は食物アレルギー7.31倍(95%CI 6.13-8.72)、アレルギー性鼻炎 3.9倍(CI 2.71-3.11)、アトピー性皮膚炎 2.35倍(95%CI (2.03-2.72)、喘息 1.46倍(95%CI 1.35-1.57)といったアレルギー疾患を持っている可能性が有意に高かった。
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