水に対する蕁麻疹?

水そのものが原因となる稀なじんま疹があります。

■ 「水でじんま疹」なんて起こりうるのかという方もいらっしゃるかもしれませんが、最近、日本アレルギー学会の公式英文雑誌(Allergology International)にも、症例報告が掲載されています(Allergology International 2018; 67:295-7.)。

■ 「温度によるじんま疹(寒冷じんま疹など)」とはことなり、常温の水でも起こりえます。

■ 機序は十分わかっていないようですが、浸透圧の変化や皮膚表面の抗原が溶出する、、などが考えられているそうです。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

水じんま疹(Aquagenic urticaria)とは、

 ✅ 水と皮膚が接触すると、20~30分以内に周囲に1~3cmの紅斑を伴う特徴的な1~3mmの中心に濾胞のある膨疹を呈する疾患である。

 ✅ 水じんま疹の治療の第一選択治療は非鎮静性第二世代H1抗ヒスタミン剤の経口投与であるが、十分なコントロールが難しい場合も多い。

 

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