アレルギー性喘息があると、ライノウイルス感染時に鼻腔でIgE抗体が多く産生される

ライノウイルスと喘息発作。

■ ライノウイルス感染時に喘息発作を多く起こすことはよく知られています。

■ そして、ダニに対するIgE抗体が産生され、さらに喘息発作を起こしやすくするわけですが、最近、その産生が鼻腔で強く起こり、喘息発作を増強していることが報告されています。

 

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

アレルギーおよび非アレルギーの参加者の、鼻腔におけるIgE産生と、それがライノウイルスにより増強されるかを調査したところ、

 ✅ アレルギー患者の30.3%にヤケヒョウヒダニ、14.6%にネッタイタマニクダニに対する鼻腔における特異的IgE産生が起こったが、非アレルギー患者ではIgE産生しなかった。

 ✅ ライノウイルス感染すると、鼻腔におけるダニ特異的IgEを産生をする可能性が2倍以上(45% vs 14%)になり、鼻腔における特異的IgEが産生されると喘息増悪がおこる可能性が3倍以上高かった。

 

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