真菌に対するアレルゲン免疫療法は可能か?
■ まだまだ日本のアレルゲン免疫療法はこれからといったところですが、ようやくスギ・ダニに対する舌下免疫療法により夜明けがきたといったところでしょう。
■ 一方で、真菌(かび)に関しては免疫療法は海外でも手つかずといったところのようです。
■ そんな中、真菌に対する免疫療法(皮下ですが)のランダム化比較試験が報告されていたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
12~65歳のアレルギー性鼻結膜炎患者に対し、Alt a1(0.2μg/0.37μg)を皮下投与する多施設ランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施し、12ヶ月間での有効性を評価したところ、
✅ Alt a1 0.37μg群では、プラセボと比較し症状や薬の使用量が少なくなり、0.2μg/0.37μg群は共に、プラセボ群より皮膚反応性/IgE抗体価の低下とIgG4抗体価の上昇がみとめられた。
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