欧州免疫アレルギー学会における食物アレルギーに対する免疫療法のガイドライン

現在、注目されている『食物経口免疫療法』。現状では標準療法とはいえない。

■ 食物アレルギーの治療における『少しずつ食べる』という経口免疫療法は、注目されてはいるものの、現在のところ標準療法ではありません

■ それは、日本であっても同様です。というのも、厳然としたリスクが存在するからです。

■ ですので、あくまで研究目的であったり、経験のある医師が慎重に行っているのが現状です。

■ では世界ではどのような位置づけなのでしょう?

■ 今回は、最近発表された欧州におけるガイドラインのさわりをご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

欧州アレルギー臨床免疫学会( EAACI)のタスクフォースによって作成された、食物アレルギーのアレルゲン免疫療法のガイドラインにおいて、

 ✅ アレルゲンを即座に飲み込む経口免疫療法(OIT)、舌の下にしばらく置く舌下免疫療法(SLIT)がもっともよく評価された。

 ✅ ただし、食物アレルギーアレルゲン免疫療法の経験が豊富な研究センターまたは臨床施設でのみ実施すべきであるとされ、禁忌事項も多く提示された。

 

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