赤身肉に対するアレルギーは、マダニに噛まれると増え、血液型がB型であると少なくなる

赤身肉に特有なアレルギーがあり、マダニに噛まれると増え、B型の血液型のほうが少ないことが知られています。

■ 一般的に、「血液型」は普段から知っておく必要はありません。

■ 血液型で性格診断はできませんし、緊急輸血時ですら、「クロスマッチ」という検査で再度血液型を確認しますから。

■ ただ、『血液型がB型だと、赤肉の獣肉アレルギーが起こりにくくなる』という報告があります。

■ また、赤身肉に対するアレルギーは『マダニ』に刺されると増えるという報告があります。

(※ マダニは、われわれが普段相手にしているアレルギーの原因になるチリダニとは違うダニです。念の為。)

■ 獣肉アレルギーは、『α‐Gal(アルファギャル)』という糖鎖抗原が原因になることがわかっていて、マダニに存在し、血液型を決める糖鎖と関連するようなのです。

■ その赤身肉アレルギーのレビューをご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

赤身肉アレルギーに関するレビューにおいて、

 ✅ 赤身肉に含まれる耐熱性蛋白質『α‐Gal』は、ヨーロッパマダニに存在し、抗α‐Gal IgE抗体とダニ咬傷には強い関連性がする。

 ✅ α‐Galの構造はB抗原と構造的に類似していることから、赤身肉アレルギーは、B型抗原が陰性のほうが多くなる(血液型がB型でないひとに多い)。

 

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