頸部のリンパ節に対する、経リンパ節免疫療法の初報告

免疫療法の新しいルート、リンパ節。

■ 免疫療法の問題点の一つとして、『時間がかかる』というものがあります。

■ 経口、舌下、経皮、皮下などのルートがこれまで提案されており、それぞれ利点・欠点もありつつ、発展してきています。

■ 最近、あたらしく提案されてきているルートに『リンパ節に直接アレルゲンを注入する』というものです。

■ そのリンパ節は、『鼠径部』が選択されていましたがプラベートな場所なので、実施しにくいのではという懸念があります。

■ そのため、『頸部』リンパ節に対して実施したという人間に対する初の報告をご紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

ダニによるアレルギー性鼻炎のある81人(年齢中央値36歳)に対し頸部のリンパ節に対する免疫療法を3回実施し、症状などを検討したところ、

 ✅ 試験開始時と比較して、鼻症状、眼症状、生活の質が有意に改善され(P <0.001)、レスキュー薬の使用も少なくなった(P <0.001)。

 

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