年齢が長じるまで持ち越した乳アレルギーの治療は決して簡単ではなく、そしてご家族の負担も大きい。
■ 食物アレルギーの中でも、特に年齢が長じるまで持ち越した乳アレルギーの治療は難渋することも多いです。
■ そして乳のコンタミネーションは少なくなく、ご家族の負担も大きいことはよく感じます。
■ その乳アレルギーの負担感を検討した結果が、Pediatric Allergy and Immunologyに報告されていましたのでご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
乳アレルギーを含む複数の食物アレルギーを持つて64人(男児69.8%)に関し、その負担に関してアンケート調査を実施したところ、
✅ 定量的には、牛乳アレルギーが最も負担が大きく、社会的に最も制限され(81.5%)、プランニングをする必要が最もあり(75.9%)、不安を最も感じ(68.5%)、「安全な」食品やアレルギーに親切な食品を見つけるのが最も困難で(72.2%)、費用がかかる(81.5%)ことが挙げられた。
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