ネモリズマブを外用薬に追加して使用すると、アトピー性皮膚炎の痒みや生活の質が明らかに改善する
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ネモリズマブは、とくに『アトピー性皮膚炎の痒み』を軽減する効果が期待される生物学的製剤(IL31抗体)です。

■ アトピー性皮膚炎は皮膚のバリアが傷害され、炎症が強くなる病気ですが、炎症が行き過ぎる場合が多くなり、様々な問題が起こってくることになります。

■ たとえば、かゆみによって睡眠障害を来したり、生活の質が低下したりすることになります。

■ 基本的には皮膚が改善していけばそれらも改善してくることになりますが、重症になってくるとなかなか難しくなるケースもでてきます。

■ 本日報道で、『ネモリズマブ』が話題を集めていました。

■ ネモリズマブは、先行して発表され実用化にいたった『デュピルマブ(商品名デュピクセント)』と同様に、『生物学的製剤』にあたります。

■ 『生物学的製剤』は、生物に備わっている蛋白質などを利用している薬剤群です。

■ ネモリズマブが抑えるインターロイキン-31(IL-31)はとくに痒み(そう痒)に関連するため、かゆみを大きく改善するのではと期待されています。

■ そして、そのネモリズマブが京都大学からフェーズ3試験の結果としてNEJMに発表されることに至ったのです。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

アトピー性皮膚炎と中等度から重度のかゆみがある143人(試験開始時のかゆみの中央値が100段階で75)に対し、ネモリズマブもしくはプラセボを16週間投与し、有効性と安全性を評価したところ、

 ✅ 16週後のかゆみにおけるVASスコア(100段階評価)の平均変化率は、ネモリズマブ群で -42.8%、プラセボ群で -21.4%だった(差 -21.5%ポイント; 95%信頼区間 -30.2~-12.7; P<0.001)。

 ✅ 16週後のDLQIスコア(生活の質を評価)が4以下の患者は、ネモリズマブ群で40%、プラセボ群で22%、ISIスコア(睡眠スコア)が7以下の患者は、それぞれ55%、21%だった。

 

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