甘味料を使用すると、予防接種時の痛みが軽減する可能性が示唆されています。
■ 予防接種の痛みを減らす方法は、いくつか提案されています。
■ たとえばCDCのHPが参考になるでしょう。
Patient Care During Vaccine Administration (CDC)
・breastfeeding(母乳をあげる)
・sweet tasting solutions(甘味料)
・injection technique (aspiration may increase pain)(注射のテクニック=内筒を引かない)
・order of injections (administer most painful vaccine last)(注射の順番=もっとも痛い注射を最後に)
・tactile stimulation (rub/stroke near injection site prior to and during injection distraction(触覚刺激=注射前・注射中に注射部位付近をこすったり押さえたりする)
・topical anesthetic(局所麻酔薬)
■ そこで、生後12~18ヶ月の子どもに対し、ショ糖を使用した予防接種時の痛みの軽減効果を検討した報告をご紹介します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
予防接種を受ける健康な乳児と幼児(生後10~18ヶ月)に関し、50%スクロース(ショ糖)2mLもしくはプラセボ2mLを予防接種前に舌下投与して痛みを評価したところ、
✅ スクロース群はプラセボ群と比較して、予防接種後の疼痛が有意に少なかった(F(1,129)1.72; P=0.001)。
スポンサーリンク(記事は下に続きます)