小青竜湯は、水様性鼻汁によく使用される漢方薬ですが、十分なエビデンスはなかなかありませんでした。
■ 小青竜湯は、水様性の鼻汁によく使う漢方薬です。
■ 個人的にはこのんで使用し(小児の場合は”すっぱさ”によりなかなか内服できないケースもありますが)、効果は実感できるようです。
■ しかしランダム化比較試験はあまりなく、十分なエビデンスがあるとは言いがたい状況でした。
■ そこで、最近のランダム化比較試験をみつけたので共有します。
この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?
通年性アレルギー性鼻炎のある成人 154人を、小青竜湯内服4週間・プラセボ内服4週間にランダム化し、さらに内服終了後8週間追跡して観察したところ、
✅ 小青竜湯は、通年性アレルギー性鼻炎患者の鼻症状とQOLを4週間の投薬で改善したものの、これらの効果は投薬終了後8週間は持続しなかった。
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