アレルゲン量が少なくすぎても多すぎても、ネコアレルゲン感作は少なくなる

ネコアレルゲンに対する『ベル型』の用量依存性反応。

■ アレルゲンに対する感作に関し、アレルゲンが少ないほうが感作率が少ないということは理解しやすいですが、多すぎても感作率が下がるという報告があります。

■ 『ベル型』という、この用量依存性の反応に関する報告を紹介します。

 

この論文でわかったことを、ざっくりまとめると?

成人2502名を対象に、皮膚プリックテスト、家庭で採取したハウスダストサンプル中のネコアレルゲン量(Fel d 1)の関連性を調査したところ、

 ✅ 猫に対する感作のリスクは、Fel d 1への曝露が中程度であると有意に増加した(3rd centile, OR 2.3, 95% CI 1.2-4.4, P =.01; 4th centile, OR 2.1, 95% CI 1.1-4.0, P =.03; 5th centile, OR 2.2, 95% CI 1.2-4.3, P =.04, 6th centile, OR 2.5, 95% CI 1.3-4.9, P =.005)。

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